J・フォックス「プロジェクト・パワー」の魅力は“リアル”さ コロナ後の業界予想も
2020年8月14日 13:00

[映画.com ニュース]Netflixの新作映画「プロジェクト・パワー」で共演するジェイミー・フォックスとドミニク・フィッシュバックが撮影を振り返り、本作の魅力を語った。
本作は、謎の組織が開発した、飲めば5分間だけスーパーパワーを発揮できる薬をめぐる戦いを描くアクション。危険な薬は瞬く間にニューオーリンズの街中で拡まってしまい、地元警官(ジョセフ・ゴードン=レビット)、過去に娘を奪われたことで復讐を誓う元傭兵(フォックス)、売人の少女(ドミニク・フィッシュバック)が、街を救うため立ち上がる。
フォックスは「ほとんどのスーパーヒーロー映画やマーベル映画は、マントを着ていたりするんだ。でも、これはそういうものじゃない。もっとオーガニックでリアルなんだ。パワーは、薬の中に存在する。だから、興味深いんだよ」と、本作ならではの設定の魅力を語る。
「薬はまるでソーシャルメディアみたいなんだ。今は誰でも自分たちのInstagramを持てる。それと同じで、誰でもパワーを持てるんだ。一方で、パワーはややこしいものにもなりうる。素晴らしいものになりうるし、悪いものにもなりうるんだ。だから、こういうタイプの映画は、僕たちが今日、生きている文化にうまく合うんだよ」
フィッシュバックは、オーディションの際に「これは私じゃないといけない」と思ったといい、キャラクターについて深く知ったときに「『マイ・ボディガード』のダコタ・ファニングとデンゼル・ワシントンが出会う瞬間のように少し感じられたからよ。あるいは『レオン』のナタリー・ポートマンみたいにね。子どもの頃、これらの映画が大好きだったの。でも、黒人の女の子がそういうポジションをもらえることはあまり考えられなかった」と当時の思いを明かす。
撮影の合間にはハロウィーンがあり、キャスト・スタッフで大掛かりなパーティーを楽しんだという。フィッシュバックは「みんなが仮装して、お化け屋敷があって、沼があって、ゴースト・トレインとかすべてがある場所でハロウィーンを経験したの。ジェイミーは、私たち全員がそこに行くためのバスを貸し切ってくれた。私たちみんなが一緒に過ごして、これまでで最高のハロウィーンだったわ」と感謝する。
最後に、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている映画業界について、プロデューサーとしても活動するフォックスは「このパンデミックに対応しているすべての人々に祝福がありますように」と前置きしてから、以下のように前向きな言葉を紡いだ。
「こういうなかでできることは、常にやり方を見つけ出すということだ。僕たちは、みんなを笑わせる方法を見つけるよ。Netflixもそれを本当に正しい方法でやっている。そして、僕たちは、新型コロナの状況下で撮影しやすいストーリーを考え続ける。1つのロケーションで撮影できるストーリーとかね。僕は心配していないよ。今後も状況は変わっていくだろう。実際、映画館の中で映画を見るということに関して、状況が変わるのは避けられないことだ。でも、僕たちはこれを乗り越えられる」
「プロジェクト・パワー」は8月14日からNetflixで配信中。
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