「そして父になる」に着想得た英語版新作が製作 監督は「フェアウェル」のルル・ワン
2020年8月14日 11:00

[映画.com ニュース]ゴールデングローブ賞外国語映画賞にノミネートされた「フェアウェル」(2019)のルル・ワン監督が、是枝裕和監督・脚本「そして父になる」を基にした新作を手がけることがわかった。
米ニュースサイトのオブザーバーがリメイクと報じたが、ワン監督はSNSでこれを否定。米Deadlineによれば、新作はリメイクではなく、オリジナル版にヒントを得た作品となり、英語で製作されるという。
福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキーが出演した「そして父になる」は、6年間育ててきた息子が、生まれたときに病院で取り違えられた他人の子だったという事実に直面する2組の家族の葛藤を描いたヒューマンドラマ。2013年の第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員賞を受賞した。ワン監督による新作は、米フォーカス・フィーチャーズが製作し、サラ・ルールが脚本を執筆する。
ワン監督の「フェアウェル」は、中国で生まれアメリカで育ったワン監督が自身の体験に基づき描いた物語。祖国を離れて海外で暮らしていた親戚一同が、余命わずかな祖母のために帰郷したことで騒動が巻き起こる。アメリカ育ちの主人公ビリーを演じたオークワフィナが、本作でアジア系女優として初めてゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した。
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