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ライアン・レイノルズ、“映画人候補”の賃金を自費負担 多様性推進に向け人材育成プログラムを発足

2020年8月9日 17:00

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ライアン・レイノルズ
ライアン・レイノルズ
Photo by: Nathan Congleton/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images

[映画.com ニュース] 人気俳優のライアン・レイノルズが、映画業界における多様性とインクルージョン(包括性)の推進を目的とした人材育成プログラム「ザ・グループ・エフォート・イニシアチブ」を立ち上げた。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

有色人種の雇用機会拡大を目標に掲げる同イニシアチブは、レイノルズの製作会社マキシマム・エフォートを通じて、黒人や先住民をはじめとする有色人種、ならびにその他のマイノリティに属するあらゆる年齢層の訓練生10~20人に、映画製作の現場で実務に携わる機会を与えようというもの。

選抜された訓練生たちは、当該作品の撮影期間中、現場でそれぞれが目指すポジションの仕事に就き、熟練されたプロフェッショナルによる指導のもと必要な知識や技能を身につけることで、映画業界でキャリアをスタートさせるためのきっかけをつかむことができる。さらに、期間中の住居と賃金は、レイノルズが全額自費で負担するという。

ハリウッド・レポーターの独占インタビューに応じたレイノルズは、「僕もこれまで、才能豊かな職人やストーリーテラー、エキスパートたちから、現場で実に多くのことを学ばせてもらった」と語る。

「映画スタッフの一員として働くのは、とても特別で素晴らしい体験だけど、残念ながら、その機会がすべての人々に与えられていないというのが現状だ。一方で、まだ見出されていない才能豊かな人材が山ほど存在するのも事実だし、そうした現状を改善するために、自分が出来ることをやるべきだと思ったんだ。多様性と包括性は、映画業界をよりダイナミックで豊かなものにしてくれると同時に、より良いストーリーを伝えていくためのカギだと信じているからね」

同イニシアチブは、第1弾としてレイノルズ主演、ショーン・レビ監督による米スカイダンスの新作映画(タイトル未定)を検討中とのことで、同作は今秋、カナダ・バンクーバーでクランクインを予定している。

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