お笑いコンビを演じた亀梨和也&瀬戸康史、最初から相性抜群! 漫才シーンでアドリブも!?
2020年7月22日 15:00
[映画.com ニュース] 亀梨和也(「KAT-TUN」)が主演し、“事故物件住みます芸人”松原タニシのノンフィクションを映画化する「事故物件 恐い間取り」の完成記念イベントが7月21日、都内で行われ、亀梨をはじめ、共演した奈緒、瀬戸康史、木下ほうか、江口のりこ、メガホンをとった中田秀夫監督が登壇した。
事故物件とは、殺人、自殺、火災などによる死亡事故などが起こったいわくつきの部屋。中田監督(「リング」「スマホを落としただけなのに」)がメガホンをとり、松原が事故物件に住み実体験をつづったベストセラー本「事故物件怪談 恐い間取り」を映画化した。本作でホラー映画に初挑戦した亀梨は、「ホラーという作品は、見てくださる皆さんのことを常に感じながら、撮影していくのだなということを感じました。自信を持ってお届けできる作品に参加できて嬉しく思います」と振り返った。
ネタ欲しさに事故物件を転々とする売れない芸人・山野ヤマメを演じた亀梨と、お笑いコンビを組む相方役の瀬戸は、最初から相性抜群だったという。「亀梨さんとは初めてだったんですが、本当に初めて感がなくて……」と話す瀬戸に、亀梨は「僕も!」とすかさず同意し、「冒頭の漫才のシーンで、台本と違うものをやらせていただいて、瀬戸くんが寛大に受け止めてくれてありがたかったです」と、アドリブも飛び出すほどチームワークが良かったことを明かした。
続いて撮影中のホラー体験に話が及び、「トイレで男の人の顔が見えた」と語る奈緒に、江口は「お化けより人間の方が強いので、怒った方がいいです!」と独特のアドバイスを繰り出す。ホラー談義で盛り上がるなか、松原が現在住んでいる事故物件からリモートで登場し、亀梨は「僕、事務所でNG出してなかったですかね(笑)」とジョークを飛ばし、キャスト陣を沸かせた。
そんな亀梨の言葉にもめげず、隣に置いてある人形について説明し始める松原。最初の事故物件から同居している“みゆきちゃん”は「嫉妬深くて、目が合うと、その人の枕元まで行っちゃうんですよ」といい、廃業になった人形屋から引き取った“菊姫”は「部屋に置いていると、パリンパリンというガラスの音がしました」と、怪奇現象エピソードを交え紹介する。ここで急に音声が乱れ、会場が真っ暗に……。間もなく会場の電気が復旧すると、登壇陣の目の前には“みゆきちゃん”&“菊姫”の姿が。絶叫に包まれる会場をよそに、松原は「あ、(そちらに)いっちゃいました~。よくあることです」と飄々とした様子で言い放っていた。
最後に中田監督は、「事故物件に住むことを怖がっているのではなくて、楽しんでいる精神がタニシさん自身にもあって。我々もそういうスピリットで、怖さ+楽しさ、そしてそれに向き合う、対決するということで、アメリカンな新しい方法を見つけたいなと思って作ったので、ぜひ見ていただければ嬉しいです」と締めくくった。
「事故物件 恐い間取り」は、8月28日から全国公開。
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