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ハル・ベリー、トランスジェンダー男性役のオファーを検討したことを謝罪

2020年7月10日 14:00

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ハル・ベリー
ハル・ベリー
Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic/Getty Images

[映画.com ニュース] オスカー女優ハル・ベリーが、トランスジェンダー役をオファーされ前向きに検討していると公表したことで批判を受け、考えを改めると同時に自身のTwitterを通じて謝罪した。米Deadlineが伝えている。

インスタライブでの対談企画に臨んだベリーは7月3日(現地時間)、新作映画でトランスジェンダー男性の役をオファーされていることを明かしたうえで、「トランスジェンダーの世界を、身をもって体験してみたい。この世界をもっと知りたいの」と意欲を語っていた。

かねてLGBTQを支持していることで知られるベリーだが、スクリーンにおける性的少数者の公正かつ正確な描写が叫ばれるなか、生来の身体的な性別と自分の性認識が一致しているシスジェンダーであるベリーが、トランスジェンダー(出生時の身体的性別と性自認が異なる人)の男性役を引き受けたことに対して、Twitterには反発する声が寄せられた。

メディアのトランスジェンダー描写を題材にしたNetflixの新作ドキュメンタリー「Disclosure(原題)」のサム・フェダー監督が、「大抵の人は、自分が何を知らないかをわかっていないもの。だからトランス役を演じるのはいいんだけれど、その前にぜひ私のドキュメンタリーを見て」と訴えたのをはじめ、実生活でトランスジェンダーであり、ウォシャウスキー姉妹企画・制作総指揮のNetflixオリジナルシリーズ「センス8」でトランスジェンダーの女性ノミ役を演じたジェイミー・クレイトンも、「私たちと闘うのではなく、私たちのために闘って!」と呼びかけた。

さらに、米人気リアリティ番組「サバイバー」出身のジーク・スミスは、スカーレット・ヨハンソンが、映画「Rub & Tug(原題)」で実在のトランスジェンダー男性役を演じる予定だったものの、猛反発を浴びて降板した過去の事例に触れ、「スカヨハの代理人はいますぐハル・ベリーの代理人に連絡して、どんな顛末になるかを説明してあげて。ベリーさんが私たちのコミュニティを適切に描写できるとは思えないから」とジョーク交じりに非難した。

これを受けて6日、ベリーは自身のTwitterに謝罪文を投稿。「トランスジェンダーの俳優には、自身のストーリーを自身の言葉で伝える機会が与えられてしかるべきですし、シスジェンダーの女性である私が、トランスジェンダーの男性役を引き受けるか検討するべきではありませんでした」と反省を綴る。さらに、「皆さんから寄せられた厳しいご意見やご指摘に感謝するとともに、今後もこうした失敗から学ぶべく、皆さんの声に耳を傾けることで、知識と理解を深めていく所存です。マイノリティーの擁護者として、より公正で適切なスクリーン描写のために尽力します」と誓っている。

この謝罪には、「正しいことをしたね」「よくやった」という声が寄せられる一方で、「謝る必要はない」「アートに政治を持ち込むな」「俳優という仕事なんだから誰が誰を演じてもいいでしょう」「逆にトランスジェンダーの俳優はシスジェンダーの役を演じられないってことなの?」といった意見が噴出し、賛否両論を巻き起こしている。

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