ジブリ初の長編3DCGアニメ「アーヤと魔女」メインビジュアル公開
2020年6月20日 11:30

[映画.com ニュース] 宮崎駿が企画、宮崎吾朗が監督を務める長編アニメ「アーヤと魔女」のメインビジュアルが公開された。
スタジオジブリ初の全編3DCG制作の長編作品となる本作は、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」(04)の原作小説「魔法使いハウルと火の悪魔」でも知られる英国作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童小説が原作。自分が魔女の娘とは知らずに育った少女アーヤが、奇妙な家に引き取られ、意地悪な魔女と暮らすことになる。メインビジュアルは、スタンドマイク片手に勇ましい表情を浮かべるアーヤが中央に描かれ、その後ろには楽器を演奏する3人のキャラクターが配されている。
また本作は、カンヌ国際映画祭の「オフィシャル・セレクション2020」に選ばれ、第6回国際エミー賞のキッズアワード(アニメーション部門)を受賞した宮崎吾朗監督の前作「山賊の娘ローニャ」に続き、高い注目を集めている。宮崎吾朗監督は、「今、僕たちの国では、大人ばかりが多くて、子どもの数が少ないです。 その少ない数でたくさんの大人を相手にしなければいけないから、今の子どもたちは大変だろうな。そんなことを考えているときに僕はアーヤに出会いました。そして、『そうか、そうすりゃ良いのか!』と思ったのでした。アーヤが面倒くさい大人たちを相手にどうするか? それはどうか『アーヤと魔女』をご覧になってください。憎たらしいけど、かわいい僕らのアーヤが、子どもたちを勇気づけ、大人たちを元気づけてくれることを、心から願っています」とコメントを寄せている。
「アーヤと魔女」は、NHK総合テレビで2020年冬に放送予定。
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