岩田剛典×新田真剣佑、表と裏の世界でのし上がるバディに!「名も無き世界のエンドロール」映画化
2020年6月16日 05:00

[映画.com ニュース]岩田剛典(「EXILE」「三代目J Soul Brothers」)と新田真剣佑が、行成薫氏の小説を映画化する「名も無き世界のエンドロール」で初共演を果たすことがわかった。佐藤祐市監督がメガホンをとり、表と裏、ふたつの世界でのし上がる青年たちの“復讐”を描く。岩田が殺人をもいとわない“闇の交渉屋”キダ、新田が会社経営者として表舞台を歩くマコトを演じ、深い絆で結ばれたバディを体現する。
数々の著名作家を輩出し、新人の登竜門のような存在でもある「第25回小説すばる新人賞」を受賞した、行成氏の同名小説(集英社文庫刊)が原作。ともに親がいないキダとマコトは幼なじみで、転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら少年期を過ごした。しかし、20歳の時に起こった“ある事件”をきっかけに、彼らの人生は大きく狂いはじめる。そして数年後、キダは闇の交渉屋として暗躍し、マコトは貿易会社社長を務めていた。大切な幼なじみへの思いを胸に、運命を変えた不条理な世の中に復讐を誓うふたりが放つ“エンドロール”とは――10年の歳月を費やした、一世一代の命がけの計画が幕を開ける。
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会「町田くんの世界」「AI崩壊」に出演し、ハードボイルドなキダ役で新境地を開拓した岩田は、「今回、僕が演じたキダという役は、両親がいない家庭に育ち幼少期からの数少ない友人をずっと大切にしている友達思いな人間です。大人になってからも、常に幼なじみを思い、目的のために手段を選ばない闇の交渉屋として働きますが、どこかアクセルを踏み切れずにいるもやもやとした葛藤を抱えながらも、計画遂行のために突き進んでいくような役柄でした」と述懐。共演した新田について、「初共演のまっけん(新田)は、マコトという役柄に象徴されるような天真爛漫さが印象的でした」と明かす。
「るろうに剣心 最終章」2部作や「ブレイブ 群青戦記」が控える新田は、「僕が演じたマコトは色々なことを抱えた青年の役で、一度離れ離れになった岩田さん演じるキダとあることをきっかけに再会することから物語が始まります」と解説。「今回初めて劇中でマジックにも挑戦しており、現場で必死に練習した記憶があります」と、初のチャレンジについても語った。
映画「ストロベリーナイト」やドラマ「絶対零度 未然犯罪潜入捜査」など数多くのミステリー作品を手掛けてきた佐藤監督は「大概の物語という物には『トリック』が仕掛けられています。この作品にも大きなトリックが有ります。そして劇中には『ドッキリ』という言葉で表現される小さなトリックも登場します」と期待をあおる。原作者の行成氏は「タイトルに“エンドロール”とあるように、本作は映画というものを意識しながら書き上げた作品でした。今回、映画化されることとなり、頭の中に漠然と思い浮かべていた映像がスクリーンで観られるということに、とてもわくわくしております」とコメントを寄せた。
「名も無き世界のエンドロール」は、2021年に全国公開。
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