行定勲監督、深田晃司監督が映画業界の未来を語る 本日6月4日からオンラインでトーク配信
2020年6月4日 07:00

[映画.com ニュース] アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」が、コロナ禍に伴う映画業界の未来を考える、オンライントークセッションを開催することがわかった。本日6月4日午後8時からは、「SSFF & ASIA」のYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/SSFFchannel/channels)で、行定勲監督と映画祭代表・別所哲也のトークを配信し、第2回以降は深田晃司監督らが参加。あわせて、是枝裕和監督、河瀬直美監督、故大林宣彦監督、黒沢清監督らが出演する、過去のセミナーやワークショップの映像アーカイブ33点も一挙公開(https://www.youtube.com/playlist?list=PLeEL6JR-GnL10OwkWxjMTqbBXaQybZm7Y)される。
「SSFF & ASIA」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年は秋以降への延期を決定。しかし、開催までの期間を利用し、映像製作や映画祭、配給、興行など映画業界の様々な立場のゲストを迎え、未曽有のパンデミックと向き合う現状と今後を語るトークセッションシリーズの配信を発表した。初回のゲストは、コロナ禍の中でショートフィルム「きょうのできごと a day in the home」「いまだったら言える気がする」をリモートで製作・配信し、くまもと復興映画祭のディレクターを務める行定監督。「映画祭のニューノーマルとは? クリエイター目線での価値を考える」をテーマに、トークを展開する。
続く第2回は、最新作「本気のしるし」が今年のカンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選ばれた深田監督を迎え、自身が発起人を務めるクラウドファンディング「ミニシアターエイド基金」の展開や、映画文化と映画館の重要性を語ってもらう。深田監督は「4時間弱もある映画『本気のしるし』を今年のカンヌ国際映画祭はセレクションしました。一方で東京には短編映画ばかりを世界中から集め届けてくれるショートショートフィルムフェスティバル&アジアがあります。そのオンライントークゲストにお声がけいただき、今日は映画の多様性を如実に実感する1日となりました。若手監督たちにはぜひ今後その多様性の一翼を担って頂きたいです。私の言葉がその一助になれば幸いです」とコメントを寄せた。

そして第3回はクリエイティブディレクターであり小説家の高崎卓馬氏が、企業や観光業界が展開するCMやブランディングムービーの今後の在り方についてトーク。第4回は世界初の「コロナ国際短編映画祭」を展開したDEJAN BUCIN氏に、海外の映画祭事情やフィルムメイカーたちの状況についてインタビューを実施する。「コロナ禍に生まれた、映画にまつわる新しいチャレンジ」をテーマに、5回目以降も配信が予定されている。
「SSFF & ASIA」が開催するオンライントークセッションシリーズの第1回は、本日6月4日にYouTubeで配信され、参加の際はウェブサイト(https://shortshortsonlineevent0604.peatix.com/)での申し込みが必須。第2~4回はそれぞれ6月18日、7月2日と16日に開催。全て午後8時~9時30分を予定している。なお各映像はアーカイブ化され、初回配信後も視聴可能。日時は変更となる可能性もあり、詳細は「SSFF & ASIA」の公式サイトで告知される。
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