J・J・エイブラムス、人種差別撲滅のため1000万ドル寄付
2020年6月4日 13:00

[映画.com ニュース] 黒人への人種差別に反対する抗議デモが全米で拡大していることを受け、J・J・エイブラムスの制作会社バッド・ロボットが、人種差別の撲滅を目的とする団体に寄付を行うと発表した。
米ミネソタに住む黒人のジョージ・フロイドさんが5月25日(現地時間)、白人警察官に首を膝で押さえつけられて死亡。周囲にいた人物が撮った動画がSNSなどで拡散し、全米各地に抗議デモが広がっている。この事件をきっかけに、米ワーナー・ブラザースや米ディズニー、米バイアコムCBSといったメディア企業、YouTube、Amazon Prime Video、Hulu、Netflixなどのストリーミング会社がSNSを通じて抗議運動の支持を表明している。
そんななか、ヒットメーカーのエイブラムスの制作会社バッド・ロボットは、公式インスタグラムで「Enough is Enough(もうたくさんだ)」と題したメッセージを発信。「警官の暴力はもうたくさんだ。大きすぎる特権もたくさんだ。遠慮がちな会話もたくさんだ。白人に与えられた快適さもたくさんだ。偏ったコネもたくさんだ。友だちや仕事仲間を疲弊させるのもたくさんだ。無関心もたくさんだ。『故意ではない』もたくさんだ。不公平もたくさんだ。死もたくさんだ。もうたくさんだ」と訴えた。
そのうえで、エイブラムスと妻のケイティ・マクグラスは金銭的な貢献を行うと宣言。制作会社バッド・ロボットと慈善団体ケイティ・ダグラス&J・J・エイブラムス家族基金(Katie McGrath & JJ Abrams Family Foundation)を通じて、今後5年間にわたり複数の慈善団体に計1000万ドルの寄付を行うという。手始めに、黒人の生活支援や人種差別撲滅を目指す団体であるBlack Lives Matter LA、Black Futures Lab、Commnuty Coalition、Equal Justice Initiative、Know Your Right Campの5団体にそれぞれ20万ドルを寄付すると発表した。
バッド・ロボットの公式Twitterは、「一企業や慈善団体が組織的な不平等に対処できるだけのインパクトを起こすことは不可能だが、政治家が動くまでは、出来る人はやるべきことをやらなくてはいけない」と綴っている。
なお、エイブラムスは「エイリアス」や「LOST」などのキャスティングで積極的にマイノリティを起用してきたことで知られ、自ら企画を立ち上げた「スター・ウォーズ フォースの覚醒」では、主人公を白人女性と黒人男性のコンビにしている。また、「グローリー 明日への行進」「ボクらを見る目」の黒人女性監督エバ・デュバーネイと親交が深いことでも知られている。

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