イギリスで「ザ・バットマン」「ファンタビ3」など製作再開可能に

2020年6月3日 15:00


「ザ・バットマン」に主演するロバート・パティンソン
「ザ・バットマン」に主演するロバート・パティンソン

[映画.com ニュース] イギリスで「ザ・バットマン(原題)」や「ファンタスティック・ビースト3(仮題)」などのハリウッド大作の撮影が再開できるようになったと、英ガーディアン紙が報じている。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、イギリスでは3月中旬から映画やテレビドラマの製作が中断。ロバート・パティンソンが主演を務める「ザ・バットマン(原題)」(マット・リーブス監督)は中断となり、大ヒットシリーズの最新作「ファンタスティック・ビースト3(仮題)」はクランクイン直前で延期となっている。

ブリティッシュ・フィルム・コミッションと英国映画協会(BFI)はこのほど、社会的距離やセーフティートレーニング、検温など、製作現場における新型コロナウイルス対策をまとめたガイドラインを作成。このガイドラインをデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)、英国公衆衛生庁(PHE)、衛生安全委員会事務局(HSE)が承認したため、製作再開が可能となった。再開時期はそれぞれの作品次第だが、7月にも撮影開始となる作品が出てきそうだ。

イギリスは世界有数の撮影地として知られ、2019年は300本以上の映画やテレビを製作。史上最高となる36億ポンドが投下されている。そのうち映画が占めるのは19億5000万ポンドで、その大半を占める14億ポンドは「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」や「1917 命をかけた伝令」などのハリウッド映画21本によるものだという。

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