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故ブルーノ・ガンツさん演じるフロイト教授の教えとは…?「17歳のウィーン」予告編

2020年5月28日 16:00

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ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリアを舞台に、17歳の青年とフロイト教授の友情を描く
ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリアを舞台に、17歳の青年とフロイト教授の友情を描く
(C)2018 epo-film, Glory Film

[映画.com ニュース] 2019年2月に死去した名優ブルーノ・ガンツさんが出演した、「17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン」の予告編がお披露目された。

ベルリン・天使の詩」「ヒトラー 最期の12日間」などで主演を務めた名優ガンツさんが本作で演じたのは、精神分析学者のジークムント・フロイト。ナチスによる抑圧や、老いからくる病に耐えながらも、うぶな青年の人生に華やかな彩りを添える“人生の師”を体現する。原作は、12年にオーストリアで出版され、社会現象になるほどの人気を博したベストセラー「キオスク」(著者:ローベルト・ゼーターラー)。ドイツ国内では、50万部以上が発行された。

物語の舞台は1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリア。自然豊かなアッター湖のほとりで母と暮らす17歳の青年フランツは、タバコ屋の見習いとして働くためにウィーンへとやってきた。常連のひとりで“頭の医者”として知られるフロイト教授と懇意になったフランツは、教授から人生を楽しみ、恋をするようにアドバイスを受ける。やがてボヘミア出身の女性に一目惚れし、教授に助言を仰ぐなど絆を深めていくふたりだったが、国全体は激動の時を迎えようとしていた。

予告編は、フロイト教授との出会いや初恋を通じて成長していくフランツをみずみずしく活写。穏やかな日常を送っていたが、やがて第二次世界大戦の影が忍び寄る。フランツに「タバコ屋が売るのは味わいと快楽だ」と教え、新ナチ派の市民からの嫌がらせや暴力に屈することなく、フロイトらユダヤ人を差別せず向き合うタバコ屋の店主オットーの姿も。時代の波に飲みこまれようとしているフランツに、フロイトはどのような教訓を伝えるのか――映像は「必要なのは、勇気と屈しない心。それだけが我々の生きた証になる」という力強い言葉で締めくくられている。

ニコラウス・ライトナー監督がメガホンをとった「17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン」は、7月24日から東京のBunkamura ル・シネマほか全国で公開。R15+指定。

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