チャン・イーモウ新作は“スパイ”を描くサスペンス! コロナ禍を乗り越えて撮影終了
2020年5月21日 21:00
[映画.com ニュース] 中国映画界の巨匠チャン・イーモウの最新作「Impasse(英題)」が、このほどクランクアップを迎えた。脚本を担当したゼン・ユウセン(全勇先)が、自身の「微博(WEIBO:ウェイボー)」の投稿で「撮影期間は159日。また、新型コロナウイルスの影響で、2回実施された全スタッフの隔離期間を含めると、187日。やっと我々の作品が完成した」と明かしている。
2019年12月、中国北東部の黒竜江省でクランクインした本作は、動乱の20世紀を背景にした作品。中国北東部に派遣された4人組チーム「ウトラ」が、日本軍による人体実験の証拠を見つけるべく、予測不能の“スパイ活動”に身を投じるさまを描く。チャン監督作品のなかでは珍しいサスペンス映画となっているため、中国国内では既に期待が高まっている。
現時点では、キャスト情報は未発表。だが目撃情報によれば、ジョン・ウー監督作「マンハント」で福山雅治とダブル主演を果たしたチャン・ハンユー、金城武、チャン・ツィイー、ソン・ヘギョ、長澤まさみら日中韓のキャスト陣が集結した「The Crossing ザ・クロッシング」(Part I&II)のチン・ハイルーが参加しているようだ。
「Impasse(英題)」は、20年内に中国国内で公開予定。現時点では、日本公開未定。