没後40年、仏サイトが推薦するヒッチコック入門に適した3作品
2020年5月19日 13:00

今年4月に没後40年を迎えた、サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック。仏映画サイトallocineが、ヒッチコック作品の入門編として適した3作品を挙げている。映画.comの作品情報と共に紹介する。

■「裏窓」(1954)
「ほぼ1セット、望遠レンズを備えたカメラの象徴性とジェームズ・スチュワートが演じる、キャラクターの感情の拒絶を介して形而上学的な主題に取り組む、ヒッチコックの最も熟練した映画の1つ。完全に彼のオブセッションにより出来上がった傑作」
「ほぼ1セット、望遠レンズを備えたカメラの象徴性とジェームズ・スチュワートが演じる、キャラクターの感情の拒絶を介して形而上学的な主題に取り組む、ヒッチコックの最も熟練した映画の1つ。完全に彼のオブセッションにより出来上がった傑作」
自由気ままな生活を送っていたカメラマンがケガをし、車いすの生活を強いられる。部屋から一歩も出られず暇を持て余した彼は、隣のアパートの生活をのぞき見る楽しさを覚える。ある日、ケンカの絶えない夫婦の妻がこつ然と姿を消す。

■「サイコ(1960)」
「同時代、そして未来の映画人にも大きな影響を与えた映画史上最もカルト的な作品の一つ。どうしたらあのシャワーシーン、映画のひねりを忘れられるでしょう。身も凍るようなモンタージュ、それに伴う恐ろしい音楽。不穏で変態的で緊張感の溢れる傑作」
「同時代、そして未来の映画人にも大きな影響を与えた映画史上最もカルト的な作品の一つ。どうしたらあのシャワーシーン、映画のひねりを忘れられるでしょう。身も凍るようなモンタージュ、それに伴う恐ろしい音楽。不穏で変態的で緊張感の溢れる傑作」
恋人との結婚資金にしようと、勤務先の金を横領したマリオン(ジャネット・リー)。逃走途中で見つけた郊外のモーテルに宿泊し、宿の経営者で母親と二人暮らしの青年ノーマン・ベイツと出会う。そこでマリオンは惨事に遭うのだが、マリオンの行方をつかめない妹と私立探偵が、調査のためモーテルに向かう。

■「めまい(1958)」
「監督の作品の中でも古典的な物語。バロックと象徴主義的な演出によって(特にその後半で)、比喩的に屍姦を、真正面から執着とファンタジーという主題に取り組んでいます。何よりもこの映画は、愛の“めまい”がどこまで私たちを導くのか、という疑問を投げかけている」
「監督の作品の中でも古典的な物語。バロックと象徴主義的な演出によって(特にその後半で)、比喩的に屍姦を、真正面から執着とファンタジーという主題に取り組んでいます。何よりもこの映画は、愛の“めまい”がどこまで私たちを導くのか、という疑問を投げかけている」
とある事件が原因で高所恐怖症になり、辞職した元刑事ジョン・ファーガソンの前に、ある日、旧友のエルスターが現れる。エルスターは自分の妻マデリンの素行を調査してほしいと依頼。マデリンは曾祖母の亡霊にとり憑かれ、不審な行動を繰り返しているという。ジョンはマデリンの尾行を開始するが、そんな彼の見ている前でマデリンは入水自殺を図る。
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