ウォン・カーウァイ、コロナの影響で中断していた新作「Blossoms」を7月から撮影
2020年5月17日 11:00

[映画.com ニュース] ウォン・カーウァイ監督が、コロナウイルスの影響で中断していた新作「Blossoms」の製作を7月から開始すると、indiewireなどが伝えている。
「Blossoms」は同名小説を原作に、1990年代の好景気の中国でステータスとロマンスを求める若者の物語を描く物語。「花様年華」「2046」に続くラブストーリーになるようだ。ウォン監督にとって2013年の「グランド・マスター」以来の長編作品となる。当初、上海でのロケを予定していたが、安全管理を考え浙江省にあるスタジオ撮影に切り替え、2021年3月まで行われる予定だ。
「花様年華」(00)は、ウォン監督のオリジナル脚本で、1960年代の香港でそれぞれ家庭を持つ男女の愛を描いた恋愛ドラマ。名カメラマンとして知られるクリストファー・ドイルとリー・ピンビンが撮影を担当。第53回カンヌ国際映画祭で、最優秀男優賞とフランス映画高等技術委員会賞を受賞。「2046」(04)は、1967年の香港で「2046」という近未来小説を書く男の現在と、小説で描く近未来が、次第に交錯していく物語。
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