「海辺の映画館」稲垣吾郎らの場面写真公開 武田鉄矢は“最後”の坂本龍馬姿を披露
2020年3月28日 10:00

[映画.com ニュース] 大林宣彦監督が約20年ぶりに故郷である広島・尾道市で撮影した映画「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の新たな場面写真が披露された。稲垣吾郎、武田鉄矢、村田雄浩が演じる、薩長連合が集結したシーンを切り取っている。
本作は、無声映画、トーキー、アクション、ミュージカルなどさまざまな映画表現で、戦争の歴史をたどるストーリーが展開。尾道の海辺にある唯一の映画館「瀬戸内キネマ」で「日本の戦争映画大特集」のオールナイト興行を見ていた若者3人は、突然劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープを果たし、戊辰戦争、日中戦争、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島へと時代を駆けめぐっていく。
公開された場面写真は、幕末維新に倒幕に奮闘した大久保利通(稲垣)、坂本龍馬(武田)、西郷隆盛(村田)が一同に会して、日本の行末について談笑するシーンを切り取っている。
稲垣は、TBSで放送されていた「ゴロウ・デラックス」で大林監督と共演した際、「次の僕の映画に出てよ」と言われ、実際に出演することに。「時空を超え、思想を超え、宇宙をも一気にとび超えていく世界観。大林監督でなければ1本の作品に納めることは不可能だったと思います。みずみずしく自由に広がる想像力には驚かされるばかりです」と本作の感想を伝え、「大切なメッセージを届けてくださり、ありがとうございます」と感謝した。
これまでも龍馬を演じてきた武田は「人生最後の『龍馬』役です。大林監督はどうやら後生の我らに映画の見方を懸命に教えておられるようで、この作品、映画に対する監督のラブレターのような作品ですよ」と期待をあおる。
「理由」以降、大林監督作品に欠かせない存在となった村田は「台本を読んだ時、あまりの熱量に圧倒され、よく理解出来ませんでした!」と本作の持つ力について話し、「撮影がはじまっても、現場に行くまで何が起きるか見当もつかない。出来上がった作品を見ても、強烈なメッセージをぶつけられ細かい所まで覚えていない…だからもう一度見ると、また違うメッセージに引っ張られて…興味が広がって収拾がつかなくなってます。…正直言って…私はいまだに監督の真意に辿り着いていません…」と心境を語った。
「海辺の映画館 キネマの玉手箱」は4月10日から全国公開。
(C)2020「海辺の映画館 キネマの玉手箱」製作委員会/PSC
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