オペラ歌手パバロッティの“神の声”が最新音響技術でよみがえる! ロン・ハワード監督作、予告入手
2020年3月20日 07:00

[映画.com ニュース] 巨匠ロン・ハワードが手掛け、イタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パバロッティさんの生涯に初めて迫るドキュメンタリー「パヴァロッティ 太陽のテノール」の予告編と場面写真を、映画.comが入手した。最新音響技術で再現された、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を歌い上げるパバロッティさんの“神の声”を存分に堪能できる映像となっている。
“ハイC”と呼ばれる高音をカバーする並外れた音域、力強く芳醇な声量による圧巻のパフォーマンスを誇り、2007年に亡くなったパバロッティさん。アルバムの累計売上枚数1億枚、コンサートへの累計観客動員1000万人を突破するなど、天才テノール歌手であり、エンタテインメント界のスーパースターともいえる存在で、世界中の人々を魅了してきた。
その素顔を知る23人に計53回にわたるインタビューを敢行し、多くの人に愛された陽気で豪快な人間性にフォーカスした本作。さらに、3度オスカーを獲得した録音技師クリストファー・ジェンキンズと、ハワード監督作「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」の製作チームがタッグを組み、パバロッティさんの“人類史上最高の歌声”をスクリーンによみがえらせた。アビー・ロード・スタジオで、ドルビーアトモスの多次元音響技術を駆使し、まるで同じ空間で生の歌声を聞いているかのような、力強く鋭い音響を実現。劇中では、プッチーニの「ラ・ボエーム」「マノン・レスコー」「トスカ」をはじめ、ドニゼッティの「連隊の娘」「愛の妙薬」、「リゴレット」(ヴェルディ)、「道化師」(レオンカヴァルロ)、「オー・ソレ・ミオ」(ディ・カプア)などの楽曲が披露される。
予告編は、1990年のイタリアワールドカップの前夜祭として、古代ローマの遺跡・カラカラ浴場で3大テノール(パバロッティさん、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス)が初共演し、後に一大ブームを巻き起こした伝説のステージで幕をあける。そして、彼の偉業を讃えるドミンゴとカレーラスをはじめ、「いつも楽しくご機嫌だったわ」(最後の妻)、「あの声に恋しない人なんている?」(前妻)など、歌と人生で世界を照らした輝かしい魅力が、関係者の証言で紐解かれていく。
さらに、故ダイアナ妃との交流や、音楽とオペラを伝えるためエジプトや中国など世界各国をめぐった旅の様子など、貴重な映像も満載。チャリティコンサートの活動を通して知り合い、お互いに絶大な信頼を寄せるようになった「U2」のボノが登場し、「彼が偉大なのは犯した過ちや希望や欲望、人生のすべてを歌にぶつけているからだ」と語っている。
「パヴァロッティ 太陽のテノール」は、6月5日から東京のTOHOシネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国公開。
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