ジャルジャル・後藤淳平、木下半太監督作「ロックンロール・ストリップ」で単独初主演!
2020年3月17日 17:00
[映画.com ニュース]お笑いコンビ「ジャルジャル」の後藤淳平が、作家で俳優の木下半太の自伝的小説を映画化する「ロックンロール・ストリップ」に主演することが決定。後藤が映画で単独主演を務めるのは、初のこと。また、封切りが今夏となり、東京・テアトル新宿、大阪・第七藝術劇場ほか全国順次公開されることもわかった。
劇団「渋谷ニコルソンズ」「なにわニコルソンズ」の主宰を務める木下は、2006年「悪夢のエレベーター」で作家デビュー。同作は、英勉監督の演出によるテレビドラマ、ダンカン演出による舞台、さらに、内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤工が共演した映画(堀部圭亮監督)となり、話題を呼んだ。オムニバス映画「家族ごっこ」では、監督業にも挑戦しており、本作でも自らメガホンをとることになった。
25歳の木村勇太(後藤)は、映画監督になるという夢を抱きながらも、今は売れない劇団をやりながら、大阪市K区寿町でバーを経営していた。ある日、閉店間際に「冬音」という見慣れぬ美女が店にやってきた。ストリッパーだという彼女は、勇太にストリップ劇場で前座をやってほしいと依頼。「なんとか劇場を満員にしたい。力を貸してほしい」。そこから勇太たち劇団員4人の、笑いあり、涙ありの悪戦苦闘の日々が始まった。
「日常 恋の声」で映画デビューを果たし、その後「ヒーローショー」「営業100万回」「銃」「僕の好きな女の子」「記憶にございません!」などにも出演した後藤。「監督の自伝的小説の映画化ということでかなりのプレッシャーがありましたが、監督の下積み時代の話が、僕の下積み時代の話とかなり重なる部分があったので思い切ってチャレンジさせてもらいました。『映画監督になりたいんです』という台詞があったのですが、それを実際に映画監督になった監督が撮影しているという状況に鳥肌が立ちました」と振り返っている。
また「目をキラキラさせて撮影している監督に引っ張られるように、出演者もスタッフさんも全員目がキラキラしていました」と述懐。「スクリーンからもそのキラキラは必ず伝わります! そして見ているお客さんの目もキラキラさせることでしょう! まだ何者でもない若者ががむしゃらに夢を追う姿は尊い! みんなに見てほしい!!」とコメントを寄せている。
「ロックンロール・ストリップ」は、今夏にテアトル新宿、第七藝術劇場ほか全国順次公開。