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J・J・エイブラムス、米ワーナー独占契約後初作品は超常現象スリラー「The Pinkerton」

2020年3月6日 15:00

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J・J・エイブラムス
J・J・エイブラムス
写真:AP/アフロ

[映画.com ニュース] ハリウッド屈指のヒットメーカーとして名をはせるJ・J・エイブラムスが、米ワーナーメディアとの独占契約下で手がける第1弾作品が映画「The Pinkerton(原題)」に決定した。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

エイブラムスは2019年6月、自身の製作会社バッド・ロボットを通じてワーナーメディア(旧タイム/ワーナー)と推定5億ドルの超大型契約を締結。映画部門のワーナー・ブラザースをはじめ、HBOやCWといった放送局や新ストリーミングサービス「HBO Max」など、複数のプラットフォームを擁するメディア複合企業だけに、エイブラムスが最初に着手するのが映画になるのかテレビドラマになるのか、デジタル配信向け作品になるのか、動向に注目が集まっていた。

「The Pinkerton(原題)」に関して、プロットなどの詳細は現段階で不明だが、同紙が情報筋から入手した話によれば、エイブラムスが制作総指揮を務める米大ヒットドラマ「ウエストワールド」と同様に、西部劇の世界を舞台にした超常現象リベンジスリラーになるようだ。

なお、タイトルは1800年代半ばに創設され、リンカーン大統領の身辺警護から西部開拓時代のアウトローたちの追跡、労働争議におけるスト破りまで、様々な仕事を請け負ったアメリカ最古かつ、もっとも有名な私立探偵・警備会社「ピンカートン探偵社」に由来する。

エイブラムス率いるバッド・ロボット製作、ワーナー・ブラザース配給による同作は、人気シリーズ第9弾「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」の脚本家に抜てきされたことで注目度急上昇中の新鋭、ダニエル・ケイシーが脚本を執筆。「10 クローバーフィールド・レーン」で脚本のリライトを担当したことから、エイブラムスとは2度目のタッグとなるケイシーは、未知の武器を発見したことから思わぬ事態に巻き込まれていく兄弟の運命を描いたSFサスペンス「KIN キン」(2019年11月29日に日本公開予定)のほか、まもなくクランクインするメル・ギブソン主演の新作スリラー「Leo From Toledo(原題)」でも脚本を手がけている。

一方でエイブラムス率いるバッド・ロボットは現在、HBOの大人気SFドラマ「ウエストワールド」シーズン3の放送開始に向け、準備を行っている。

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