大泉洋、過剰な番宣を疑問視「これ意味あるのかな」「お腹いっぱいに」
2020年2月15日 13:21

[映画.com ニュース] 俳優の大泉洋が2月15日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた主演作「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」の公開記念舞台挨拶に登壇した。主演作が公開されるたび、バラエティ番組に出演し映画を宣伝する“番宣”について「ここ5、6年ずっと悩んでいるんですけれど、これ意味あるのかなって(笑)。出過ぎちゃうと、お腹いっぱいになっちゃうし」と過剰な露出を疑問視した。
今回も数々の番組に出演し、映画をアピールしたが「見ている人も『劇場に行かなくていいか』ってなりかねない。映画が見たいって思ってもらえる、もう少しいい宣伝があるんじゃないかな」と提言。一方で「苦渋の選択。番宣は難しんですよ」と理解も示し、駆けつけたファンに向けて「皆さんはただのお客さんじゃない。我々の仲間なので、死ぬ気で宣伝していただければ! ノルマは1人10人にメール」とクチコミの重要性を訴えた。

太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をベースに、ケラリーノ・サンドロヴィッチが戯曲化・演出した舞台を映画化。戦後の復興期、複数の愛人を抱える文芸雑誌の編集長・田島周二(大泉)は、関係を清算するため、ガサツで金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に“嘘”の女房を演じてくれと頼み込む。2月14日に全国152スクリーンで封切られた。
舞台挨拶には大泉をはじめ、舞台に続きキヌ子を演じた小池栄子、共演する水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、濱田岳、松重豊、成島出監督が登壇。小池は、映画の番宣について「友人から番組は楽しかったけど、おしゃべりばかり印象に残って、内容が伝わらなかったって(笑)。マイナス効果になっていないか心配」と話していた。

映画にちなみ、“嘘”が話題にあがると大泉は、「昔、カーリングができるって嘘ついて、『シムソンズ』っていう映画に出た」と告白。同作はカーリングが題材だが「いざ、撮影が始まる頃に『大泉さん、カーリング得意なんですよね?』って言われて。嘘ついたの半年以上前だったから忘れてて『えっ、できないです』って(笑)」と明かし、会場を盛り上げた。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ