「犬鳴村」、フランスの映画祭でグランプリに次ぐ審査員賞
2020年2月7日 19:35

[映画.com ニュース] 福岡県に実在する心霊スポットを舞台にしたホラー「犬鳴村」が2月7日、全国211スクリーンで封切り。東京・有楽町の丸の内TOEIで初日舞台挨拶が行われ、主演の三吉彩花をはじめ、坂東龍汰、古川毅、宮野陽名、大谷凜香、主題歌を歌うMs.OOJA、清水崇監督(「呪怨」シリーズ)が登壇した。
福岡県の「旧犬鳴トンネル」の先に位置するとされ、「近くの小屋には死体が山積みにされている」「全ての携帯電話が圏外になる」と噂の心霊スポットで、三吉演じる臨床心理士らが恐ろしい現象に遭遇する。
1月29日から2月2日まで、フランスのジェラルメで開催された第27回ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭の長編コンペティション部門に出品され、グランプリに次ぐ審査員賞を受賞。かつて清水監督も、同映画祭の審査員を務めたことがあるといい「田舎の雪山でやっている結構大規模な映画祭。2番目の賞ということで、ありがたいですね」と喜びを語っていた。
同作はJホラーの旗手である清水監督の新作として注目されるが、当の清水監督は「それだけではないと思っている」といい、「ホラーは若い人向けの絵空事と思われがちだが、この映画の試写では、号泣した中高年の女性から『こんなに感動したのは久しぶり』と言っていただき、うれしかった」と世代を問わず楽しめるドラマ性をアピールしていた。
主演の三吉も「ただ怖いだけではなく、そこに切なさや悲しさがあり、人間味あるストーリーが描かれている。何かを感じてもらえる、考えていただける作品だと思います」と自信のコメント。自身はホラー嫌いで「清水監督の作品は見たことがなかった」というが、「撮影をした一昨年の冬(の記憶)がよみがえり、こうしてやっと皆さんに見ていただけると思うとうれしいです」と感慨しきりだった。
舞台挨拶には旧犬鳴トンネルがある福岡県宮若市の有吉哲信市長が駆けつけ、「心霊スポットが注目され、ちょっと複雑な気持ち」と前置きしながらも、「宮若市には山紫水明、癒されるスポットもたくさんあるので、ぜひお越しください」。さらにふるさと納税の特典についてもアピールし、会場を和ませていた。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
感情ぐっちゃぐちゃになる超オススメ作!
【イカれた映画を紹介するぜ】些細なことで人生詰んだ…どうにかなるほどの強刺激
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
年末年始は爆発・秒殺・脱獄・名作!!
【全部無料の神企画】今年もやるぞ!ストレス爆散!!劇的チェンジ!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー