R・ワイズ×R・マクアダムスが求め合う…予告編で使用NGだった大胆ラブシーン公開
2020年2月5日 20:00

[映画.com ニュース]レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスが共演した純愛の物語「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」の本編映像がお披露目された。ワイズとマクアダムスが体当たりで挑み、過激さゆえに予告編では使用することができなかった大胆なラブシーンが映し出されている。
フェミニズム文学の新たな旗手、英作家ナオミ・オルダーマンの自伝的デビュー小説が原作。同書に魅了されたワイズがプロデューサーとして企画段階から参加し、「ナチュラルウーマン」で第90回アカデミー賞の外国語映画賞に輝いたセバスティアン・レリオ監督にメガホンを託した。「ナイロビの蜂」で第78回アカデミー賞の助演女優賞を獲得したワイズと、「スポットライト 世紀のスクープ」で第88回の同賞にノミネートされたマクアダムスが、厳格なユダヤコミュニティの中で、互いへの愛と信仰の狭間で葛藤する女性たちを演じる。
正統派ユダヤコミュニティで生まれ育ったロニート(ワイズ)とエスティ(マクアダムス)。ふたりは惹かれ合っていたが、コミュニティの掟により、その関係が許されることはなかった。ユダヤ教指導者の父と信仰を捨てて故郷を去ったロニートと、幼なじみのドヴィッドと結婚してユダヤ社会で生きることを決意したエスティ。やがて父の死によりロニートが帰郷したことをきっかけに、ふたりは再会を果たし、封印されていた思いが再び熱を帯びていく。
本編映像は、ロニートがエスティを、閉鎖的なコミュニティの監視下からロンドン中心部へと連れ出し、ふたりだけの世界で抱き合うシーンを活写。一度は引き裂かれてしまったふたりは、離れていた時間を取り戻すように激しく求め合う。正統派ユダヤコミュニティでは、女性は髪を剃り、カツラをつけなければならないというルールがある。ロニートがエスティのカツラを外す場面は、エスティが“信仰”という鎧から解放され、本当の自分を取り戻したことが表現されている。
ワイズは「今回このセックスシーンは絶対に必要だった。特にエスティが感じた大きなエクスタシーは、彼女にとって精神的な解放でもあった。あれは自由を表していたの」と解説。マクアダムスは「エスティの心を開くために、彼女を解放させることが必要だった。あのシーンでは、(男性との)他のセックシーンではまったく感じたことのなかったエネルギーを感じた。とても最高だった」と振り返っている。
「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」は、2月7日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。PG12指定。
(C)2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC. All Rights Reserved.
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