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レイシストとして生きてきた若者の苦悩と贖罪 ジェイミー・ベル主演「SKIN」5月公開

2020年2月3日 18:00

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第91回アカデミー賞の短編実写映画賞受賞作を長編化
第91回アカデミー賞の短編実写映画賞受賞作を長編化
(C)2019 SF Film, LLC. All Rights Reserved.

[映画.com ニュース] 「リトル・ダンサー」「ロケットマン」のジェイミー・ベルが主演を務めた映画「SKIN スキン」が、5月9日から全国公開されることが決定した。

2003年に米国で発足したスキンヘッド集団「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を基につくられた社会派ドラマ。憎悪の円環から脱け出そうとする元レイシストの男を主人公に、レイシズムの非道、人間の再生の軌跡、そして彼を支えようとする社会の寛容を鮮烈に描き出す。

メガホンをとったのは、イスラエル出身でユダヤ人のガイ・ナティーブ監督。ワイドナーを題材としたMSNBC制作のテレビドキュメンタリー「Erasing Hate」(11)を見たことで、この実話の長編映画製作に強い興味を抱いた。アメリカで女優として活躍する妻のジェイミー・レイ・ニューマンの助言により、まずは長編のための出資を募ることを目的とした短編「SKIN」を製作。人種差別を題材にした同作が、第91回アカデミー賞の短編実写映画賞を受賞したことで、ナティーブ監督とニューマンは、物語や設定を一新した同タイトルの長編製作に取りかかった。

主人公は、スキンヘッドに差別主義者を象徴する無数のタトゥーを体に刻み込んだブライオン。白人至上主義者に育てられ、憎悪と暴力に満ちた生活を送っていたが、彼はシングルマザーのジュリーと出会い、これまでの自分の悪行を悔い、新たな人生を始めようと決意する。しかし、脱会を許さないかつての同志たちからの執ような脅迫、暴力を受けることとなり、その矛先はジュリーたちにも向き始める。

暴力と憎悪の渦から脱け出そうとするブライオン役をベルが演じ、短編「SKIN」にも出演したダニエル・マクドナルド(「パティ・ケイク$」)がジュリー役として登場。ベルの圧巻の演技、現代社会に巣くう人種差別問題をテーマにしながらも未来への希望をこめて描ききったナティーブ監督の手腕は大きな称賛を集め、18年のトロント国際映画祭では高評価を獲得。北米では、気鋭のスタジオ「A24」が配給を担当した。

SKIN スキン」は、5月9日から東京・新宿シネマカリテほか全国順次公開。

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