上白石萌歌「子供はわかってあげない」映像初公開 豊川悦司、千葉雄大らが参戦
2020年1月24日 12:00

[映画.com ニュース] 上白石萌歌が主演を務める沖田修一監督作「子供はわかってあげない」の特報と両A面ティザーチラシがお披露目。あわせて豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴、古舘寛治が出演していることも発表された。
原作は2014年に「モーニング」(講談社刊)で連載され、15年の「マンガ大賞」で2位にランクインした田島列島氏の同名人気コミック。ドラマ「義母と娘のブルース」「3年A組 今から皆さんは、人質です」の上白石、石井裕也監督作「町田くんの世界」で新人ながら主演に抜てきされた細田佳央太が共演し、高校生が繰り広げるひと夏の甘酸っぱい冒険を描く。

まもなく夏休みを迎えるある日のこと。水泳部の練習中だった高校2年生の朔田美波(上白石)は、ちょっと変わった書道部員“もじくん”こと門司昭平(細田)と学校の屋上で運命的な出会いを果たす。やがて、思いもよらない“父親探しの旅”が始まり、美波は様々な出会いを経て成長していく。
特報は、美波と門司が出会い、物語が動き始めるシーンで幕を開ける。青空が眩しい屋上やプールなど爽やかな夏を感じさせる場所とともに、ふたりのほほ笑ましいやりとりを活写。映像は涙をこぼす美波の横顔で、エモーショナルに締めくくられている。ティザーチラシは、抜けるような青空を背景にした美波と門司の2ショット、美波の何かを思いめぐらせているような表情をとらえたビジュアルで構成されている。

豊川は、美波が幼い頃に母と離婚し、行方知れずとなった実父・藁谷友充(わらがい・ともみつ)を演じる。「おっさんにはおっさんの夏があるわけで、そんなおっさんの一夏を沖田組で楽しく過ごすことができました。子供はわかってくれないけど、それでも一緒にいるのはとても楽しい」と語った。原作ファンからも注目度が高い、門司の兄・明大役の千葉は、「モヒカン故郷に帰る」に続き、沖田監督と再びタッグを組む。「前回ご一緒したときより少しでも成長した姿を見せたいと肩を回して現場に臨んだのですが、そんな気負いはどこへやらすごく自然体で現場にいてしまった気がします」と思いを明かした。
美波の母・由起役の斉藤は、「まず『美波の家族』として、一緒にピクニックをして、遊園地で遊ぶところから始まりました」と述懐し、「『演技』ではない、温かく優しい家族の空気感が、そうしてちゃんと生まれました。生きるために必要な、『安心感と心地良さ』。それが映像に醸し出されていたらとても嬉しいです」とメッセージを伝える。育ての父・清役の古舘は、「撮影終盤には本当に美波みたいな娘がいたらな~と思ったりもしました(笑)。どんな映画になるんでしょう。楽しみにしています」とアピールした。
「子供はわかってあげない」は、6月に全国公開。
(C)2020「子供はわかってあげない」製作委員会 (C)田島列島/講談社
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