J・J・エイブラムス監督、スカイウォーカー・サーガの幕を引く重責と覚悟とは
2019年12月16日 21:00

[映画.com ニュース] 世界的人気SFシリーズの最新作「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」のJ・J・エイブラムス監督が来日。当初企画開発を進めていたコリン・トレボロウ監督の降板で、一から脚本を練り直し、監督・製作を一手に担ったエイブラムス監督が、その重責と覚悟について語った。(取材・文・写真/編集部)
彼らはすでに何稿も書いていたけれど、我々は白紙の状態でスタートしました。初期に携わった脚本家をサポートするのが脚本家組合の方針ですし、私も同じ脚本家としてそれが正しいと思っています。彼らの名前を(クレジットに)きちんと残したいのです。
(今作の監督をするのは)とても難しい挑戦でしたが、同時に最高のチャンスでもありました。大きな挑戦だからこそやりがいがありましたしね。色々な要素が組み込まれた作品なので、ひらめきの瞬間が何度もありました。脚本を書いていると息をのむような瞬間があるのですが、そういうときはまるで映画館でそのシーンを見ているように感じて、とても楽しいですね。
重責はいつも、どこでも感じていました。キャラクターに対して、ファンに対して、自分自身の情熱に対して、このシリーズの魂を作り上げたジョージ(・ルーカス)に対して、私たちにとってとても意味深い存在であるキャリー・フィッシャーさんに対して。だからいつも変更案はありましたし、常に良いアイデアを探し続けて、たくさんのことを試しました。
今作は感動的ですが、悲しむべき物語ではありません。とにかく楽しくて、ロマンスがあって、エキサイティング。感情的になる悲しい部分があったとしても、バランスがとれているので楽しんでいただけると思います。
彼女は信じられないほど面白い人でした。なので、撮影中に彼女がいないというのはすごく寂しい経験でしたね。彼女は自分に厳しい人だったので、演技に納得がいかず苦悩していることはありました。自分で頭を叩いて、「もう1度やらせて」というように。今作は、もしキャリーがいたら認めてくれていただろうというものに仕上がっています。
すべての瞬間が、ILM(ルーカスが設立した特殊効果及びVFXの制作会社)の最高の仕事だと思います。今作では、最新テクノロジーも使いましたが、古いやり方も取り入れました。マペットを使う技術もすごく進歩していて、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のときはすべてCGだったマズ・カナタというキャラクターは、今回は(マペットとして)実際に撮影現場にいました。音響、カメラ、ビジュアル、すべてに新しい技術が使用されていますが、それはできれば観客には気づかれずに、(今作を見る上での)経験のひとつになればいいと思っています。
いろいろなデザインを試して、最終的にアヒルを基にしたデザインになりました。名前はもう決まっていたので、ダックのDってわけじゃないんだけれど、ダックのDに車輪のOだっていつも冗談を言っていますよ(笑)。
テーマと言えるかはわからないけれど、どんな形であれ「ラブストーリー」の要素があるものが好きです。たとえそれがプラトニックなものであっても。ドラマチックでユーモアがあって、心あたたまる物語にしたいという気持ちがあります。でもテーマとして考えたことはなかったな……それについては、見てくださっている方々の方が理解しているかもしれませんね(笑)
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」は、12月20日に世界公開。

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