E・ノートン、20年ぶり監督作は「今の時代こそ相応しい」 参考にした作品も明かす
2019年12月6日 12:00

[映画.com ニュース] 「真実の行方」「アメリカン・ヒストリーX」などのエドワード・ノートンが約20年ぶりに監督を務めた「マザーレス・ブルックリン」が、2020年1月10日から公開される。監督のほか、脚本・製作・主演も担ったノートンが、影響を受けた作品や、本作を今の時代に公開する意味について語った。
障害を抱えながらも、驚異的な記憶力を持つ私立探偵のライオネル・エスログ(ノートン)の恩人であり、唯一の友人でもあるボスのフランク・ミナ(ブルース・ウィリス)が殺害された。事件の真相を探るべく、エスログがハーレムのジャズクラブ、ブルックリンのスラム街と大都会の闇に迫っていく。
時代設定を原作の1999年から1957年に変更し、フィルム・ノワールの世界観を踏襲した本作。参考にした作品について、ロマン・ポランスキー監督の「チャイナタウン」を挙げたノートンは「富は全て犯罪の上に作られたというのが印象的だった」と明かす。
2012年頃からプロジェクトが動き出したものの、適した手法を見つけるまで時間がかかったそうで、「脚本を書き終えた時、(バラク・)オバマが大統領として第2期に再選したところで、自分が書いているものが、もしかしたら今の時代ともはや関係がなくなってしまったのかもしれないと感じたんだ。人種差別による緊迫感は過去のことになってしまうのかもしれないとか、性別による力関係というのはそれほど関心の高いものではなくなってしまったのではと思ったんだよ(笑)」と当時を振り返る。
さらに、「そうしているうちに、ドナルド・トランプが、私の映画をまた時代と関連のあるものとしてくれた。そう考えると、結果的に今こそがこの映画を作るのに相応しい時だと改めて思うんだ。この映画の後半の部分を見れば、きっとそう思ってもらえるよ。現在起きているできごとに非常に関連しているんだ」と手応えをにじませた。
「マザーレス・ブルックリン」は20年1月10日から東京・新宿ピカデリーほかで公開。PG12。
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
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