山田孝之主演×重松清原作「ステップ」主題歌は秦基博の書き下ろし新曲!
2019年12月4日 08:00

[映画.com ニュース] 重松清氏の人気小説を山田孝之主演で映画化する「ステップ」の主題歌が、秦基博の書き下ろし楽曲「在る(ある)」に決定した。同曲は本日から先行でデジタル配信がスタートしており、12月11日発売の秦の新アルバム「コペルニクス」にも収録される。
本作は、結婚3年目、30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一と娘の美紀が、周囲を取り巻く人たちとの交流の中で成長していく姿を描いている。亡き妻を思い続け、不器用ながらも一歩一歩、ゆっくりと歩んでいく「のこされた人」の10年間の足跡を映し出す。國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈らが出演し、「虹色デイズ」「大人ドロップ」の飯塚健監督がメガホンをとる。
飯塚監督は、秦の起用を「映画を見終えて、初めて聴く歌声。秦さん以外には考えられませんでした」とコメントを寄せる。繊細で伸びやかな歌声、聴く人に優しく寄り添う歌詞で数々の名曲を生み出す秦に、製作陣が熱烈アプローチしたことで実現した。

秦は、「誰か“が”いたこと。誰か“と”いたこと。その人が、自分が、存在するということ。その意味を考えながら作った曲です」と語り、その楽曲は“残された者が、新たな一歩を踏み出すために、背中を押してくれる”ような、珠玉のバラードに仕上がった。
飯塚監督も「デモは、映画のカットを一つ一つ、隅々まですくい取って書かれたものでした。無理に進まなくてもいいんだ。ゆっくりでいいんだ。止まってしまった時間を肯定してくれる、背中にそっと寄り添ってくれる歌でした。二時間の旅を締めくくるに相応しい歌を書いて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです」と称えている。
「ステップ」は20年4月3日から全国公開。
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