井ノ原快彦、“すみっコ”への共感「こんなアイドルがいてもいい」
2019年11月7日 12:00

[映画.com ニュース] V6の井ノ原快彦が、人気キャラクター「すみっコぐらし」の劇場版アニメーション「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のナレーションに抜擢された。やわらかな笑顔で周囲を和やかにしてしまうパワーの持ち主だけに、「すみっコぐらし」の世界観とも相性ぴったりに感じるが、井ノ原自身、センターにいるよりも「すみっこにいるのが大好き」なのだとか。「スポットライトを浴びる職業に就いてもなお、すみっこを探しているところがある。そういうアイドルがいてもいいんじゃないかと、自分にエールを送りたくなった」という、本作のキャラクターへのシンパシー。アイドル、役者、司会業など幅広く活躍する井ノ原の“仕事論”を明かしてもらった。(取材・文/成田おり枝)

「すみっコぐらし」は、「ここがおちつくんです」がキャッチコピーのキャラクターシリーズ。「すみっこにいるとなぜか落ち着く」というちょっぴりネガティブだけれど、個性的なキャラクターたちが、老若男女から愛されて大人気となっている。劇場版アニメーションでは、古くなった絵本を見つけたすみっコたちが、絵本のなかに飛び込んで大冒険を繰り広げる姿が描かれる。
井ノ原がアニメーション映画のナレーションを務めるのは、今回が初めてのこと。「『すみっコぐらし』は本当に大人気で、いろいろなグッズを街中で見かけますよね。周りでも『すみっコぐらしが好き』という話をよく聞きます。ナレーションに抜擢していただいて、ものすごくうれしかった」と大喜び。ナレーションの役割としては「すみっコたちを俯瞰して見ていて、第三者的な目で見守るような立ち位置」だそうで、その言葉通り、井ノ原の優しく温かな声が、すみっコたちを励ましたり、ときには突っ込んだりと、物語を鮮やかに彩っている。

寒がりの“しろくま”や、食べ残しの“とんかつ”、恥ずかしがり屋の“ねこ”など、癒し力たっぷりのキャラクターが揃って登場する。見守る立場として、彼らをじっくり観察した井ノ原だが、「丸くてフワフワしていそうで、触ってみたい衝動にかられました。手が短くて、きっと自分で背中もかけないから、仲間同士で、信頼し合って背中をかいているのかもしれません」と愛情たっぶりに印象を吐露する。
彼らの姿から考えさせられることもあったそうで、「“すみっこ”というとネガティブなものかと思っていたけれど、考えてみると別にセンターにいなければいけないなんてことはなくて。この子たちはすみっこに行ってしまったのではなく、1番落ち着くからそこにいる」と分析。今作には、「僕の世代は、教育上でも“1番を目指さなければいけない”と育ちましたが、そういった考えを改めて見直すきっかけにもなりました。真ん中にドンといるのが好きな人や、1番にならなくてもいいんですという人。いろいろな人がいていいと思う」と、刺さるメッセージがあったという。

井ノ原自身も「すみっこにいるのが大好き。全体を俯瞰して見渡せるから、教室にいるときもすみっこ、修学旅行の雑魚寝もすみっこにいるのが好きだった。僕、すみっこが似合うと思う」と告白。だからこそ「そういうアイドルがいてもいいんじゃないかと、自分にエールを送りたくなった」と劇中のキャラクターたちから元気をもらったというが、「グループのメンバーもみんなガツガツしていないから、楽屋とかも結構すみっこの取り合いをしていますね(笑)」とV6のメンバーも“すみっこ派”だと明かす。
V6は来年、グループ結成25周年を迎える。「メンバーはみんなどこかマニアック」とメンバーの話をするときはひと際楽しそうに目尻を下げる井ノ原だが、「『これが僕たちの武器です!』とか『これが僕たちの目標です!』と掲げているものって、特にないんですよね。どちらかというと、そういうことを恥ずかしくて言わないタイプ。酔っぱらうと、たまに坂本(昌行)くんが熱いことを言ったりするかな」と笑うなど、自然体でいられるのが「V6」という場所のようだ。
アイドルだけでなく、役者業、司会業などあらゆる分野で実力を認められている井ノ原の仕事におけるモットーは、「こういう仕事をしている人は、幸せじゃないといけないと思っている。どんなことをやるにしても、自分自身が楽しんでやらないといけない」とどんな現場でも笑顔を重視しているという。「楽しんでいるのを見てもらうことも、ひとつのエンタテインメント。いつでもみんなで楽しんでやろうよ! とチームワークも大事にしています」と語るように、この日のインタビュー部屋しかり、彼の周りはいつも温かな空気であふれている。

さらに、「臨機応変に、その場に合わせて対応していくことは、すごく大事ですよね」と“心のやわらかさ”も大切にしている。「V6としても、なにかゴールや目標を見つけて、そこから逆算して進んでいくのが正しいのかもしれない。でも誰でも、なんでもそうだけれど、この先になにがあるかはわからないから。“絶対にこの道を行くんだ”と決めてしまうと、ちょっと面白くないような気もしていて。“こういう道や、こういうやり方もやってみよう”と変えていけることも、この時代を楽しんでいくためのひとつの方法だと思うので、あえて、すべてをきっちりとは決めないようにしています」としなやかに日々を生きている。これからの道のりにワクワクしているのは、きっと井ノ原自身。ひだまりのような笑顔で、たくさんの人々を楽しませていくことだろう。
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は、11月8日に公開。
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