「アントマン」最新作にペイトン・リード監督が続投決定
2019年11月6日 11:00
体長1.5センチになれる特殊スーツをまとい、アリを味方にミッションに挑む異色のヒーローの活躍を描いたシリーズ第1作「アントマン」(2015)は、世界累計興行収入5億1930万ドルの大ヒットを記録。昨年公開されたシリーズ2作目「アントマン&ワスプ」は、それをさらに上回る世界累計興収6億2270万ドルを稼ぎ出した。
米バラエティによれば、ファン待望のシリーズ第3弾では、主人公のアントマンことスコット・ラングをポール・ラッドが再び演じるほか、前作からワスプとして戦いに参加したホープ・ヴァン・ダイン役のエバンジェリン・リリー、アントマンスーツの開発者でホープの父親でもあるハンク・ピム博士役のマイケル・ダグラスら前作の主要キャストも続投する見込みだという。
また、現段階で詳細は明らかになっていないものの、同紙が情報筋から入手した話では、22年の公開を目指し、20年末のクランクインを予定しているとのことだ。
これまでアイアンマンやソー、キャプテン・アメリカといったマーベルヒーローたちがそれぞれのシリーズを展開するうえで、観客を飽きさせないためには、キャラクターを異なる視点で描き出すことが重要というケビン・ファイギの信条から、シリーズ途中で監督が交代するのが常だったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。
シリーズを通して同じ監督がメガホンをとるのは極めて稀な例と言えるが、ファイギをはじめとするスタジオ首脳陣は、「アントマン」の世界観を完璧に理解しているリード監督に3部作を完結させるべきだと考えたようだ。
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ エンドゲーム」を含め、アントマンに扮するのはこれで5度目となるラッドの熟達した演技にも期待がかかるシリーズ第3弾。今後の進捗に要注目だ。
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