「おジャ魔女」新作「魔女見習いをさがして」20年5月15日公開 主人公は“どれみ世代”の女性3人
2019年10月29日 20:54

[映画.com ニュース] 「おジャ魔女どれみ」20周年記念作品となる劇場アニメ「魔女見習いをさがして」のスペシャルトークイベントが10月29日、第32回東京国際映画祭が開催中の六本木ヒルズアリーナで行われ、公開日が2020年5月15日に決定したことが発表された。今作はシリーズ開始当時のオリジナルスタッフが再結集しており、イベントにはプロデューサーの関弘美氏、共同監督の佐藤順一と鎌谷悠(鎌谷監督のみシリーズ初参加)、脚本の栗山緑、キャラクターデザイン・総作画監督の馬越嘉彦が出席。公開日と合わせて、スタッフ陣から謎に包まれていた今作のストーリー、キャラクタービジュアル、本編コンテの一部も明かされた。
「おジャ魔女どれみ」は、1999年から4年間にわたってテレビシリーズ4作が放送されたオリジナルアニメ。新作劇場版となる今作は、帰国子女の27歳の会社員・吉月ミレ、教員志望の22歳の大学生・長瀬ソラ、20歳のフリーター・川谷レイカを新たな主人公に据え「大人だからこそ見たい“新たな魔法の物語”」が展開。年齢や住む場所、抱える悩み、何もかも違う3人が、不思議なめぐり合わせによって一緒に旅を繰り広げることになり、“ニューマジカルストーリー”の幕が上がる。
主人公3人の年齢は、「おジャ魔女どれみ」シリーズ放送当時の子どもたちの現在の年齢に合わせて設定したそうで、関氏は「4年間テレビシリーズをやっていて、当時3~8歳だった子どもたちが見ていたと考えると、登場人物の年齢もその世代に合わせた方がいいと考えました」と説明。27歳のミレの年齢は「『おジャ魔女どれみ』の『無印(第1期の通称)』を見ていた人は、一番年上の人だと28歳くらい、一番年下の人でも23歳くらいにはなっている」と“無印世代”の年齢を基準にしたことを明かし、22歳のソラと20歳のレイカは2~4期の世代に合わせたという。
ストーリーは、主人公3人によるロードムービー的な側面があり、関氏は「見ず知らずの3人が、出会っていきなり仲良くなるって嘘っぽいなと思ったので、いろんなところを3人で一緒に旅するなかで仲良くなるというストーリーにしました」「この旅は、愚痴ったり悲しんだりしているシーンはあまりなくて、本当に面白おかしい女子旅という仕上がり」と解説。メインキャラクターは“大人女子”になったものの、作品のノリは変わらず「昔のテレビシリーズと同じですね」とも明かした。
新たな物語が始動した「おジャ魔女どれみ」シリーズ。馬越は「懐かしいだけじゃなく新鮮な気持ちで見ていただけたらありがたい」と話し、栗山は「『どれみ』をはじめた頃は『キレない子どもをつくろう』というのが一番大きなテーマでした。今回は『キレない大人をつくろう』という感じで、心を込めてシナリオを書きました」と語る。さらに「主人公は違うけれど、『どれみ』を思い出すような作品になると思います」(鎌谷監督)、「3人のキャラクターはどこか自分に近いと感じてもらえるかな」(佐藤監督)と言葉に力を込め、関氏は「昔、どれみちゃんたちとお友達になってみたいと思った方に、ぜひ見ていただきたい」と呼びかけた。
第32回東京国際映画祭は、11月5日まで開催。
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