新田真剣佑&北村匠海がボーカル&ギター演奏で挑んだ音楽フェスシーン! W主演作、メイキング写真
2019年10月25日 12:00
[映画.com ニュース]新田真剣佑と北村匠海がダブル主演を務める青春音楽ラブストーリー「サヨナラまでの30分」のメイキング画像4点がお披露目された。劇中でバンドを体現した新田、北村らが総勢600人のエキストラとともに臨んだ、音楽フェスシーンの撮影風景を活写。ギターを弾きながら歌唱する北村、モニターを真剣に見つめる新田の姿がとらえられている。
1年前にこの世を去ったミュージシャン・アキ(新田)と、人と関わることが苦手な大学生・颯太(北村)は、アキが遺したカセットテープによって結びつけられる。テープが再生されている30分間だけ、アキは颯太の体を借り、メジャーデビュー目前で解散した自身のバンド「ECHOLL」のメンバーに会いに行くことができるのだ。アキはバンド仲間に再結成を迫るが、ピアノを担当していた恋人・カナは既に音楽をやめてしまっていた。アキ&颯太はカナのために最高の1曲を作り上げようと誓うが、やがて2人の入れ替わりの時間は少しずつ短くなっていく。
新田と北村はボーカル&ギターを担い、共演した久保田紗友、上杉柊平、清原翔はそれぞれピアノ、ドラム、ベースに初挑戦。葉山奨之はギター演奏の経験はあるものの、ギタリスト役を務めるのは本作が初となる。クランクイン前に楽器演奏を猛特訓したキャスト陣は、下北沢のスタジオに集まって練習し、役どころ同様に絆を深めたという。
そして迎えた7月20日、長野・松本市にあるアルプス公園を舞台に、実在する「りんご音楽祭」とコラボレーションし、音楽フェスシーンの撮影が3日間にわたり行われた。2人で1つの体を共有するというユニークな設定のため、新田と北村の歌唱シーンが順番に撮影され、さらに各メンバーの見せ場も作っていくため、何度も演奏が繰り返された。厳しい夏の日差しが降り注ぎ、半日ぶっ通しでライブをしているような厳しい環境の中でも、新田と北村がエキストラにエールをおくり、会場を盛り上げる場面も見られた。
映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」の今村圭佑が撮影を手掛け、全体像のみならず、出演陣が演奏する手元や表情を繊細にとらえていく。キャラクターの心情をつづった歌詞とリンクするように、新田と北村が力強い眼差しで、歌声に思いをのせる。撮影スタッフがエキストラに「恰好いいけれど見入りすぎないように、あくまでも音楽(フェス)を楽しみに来ている設定で、とにかく音楽を楽しみましょう!」と声をかけなければならないほど、観客を魅了するパフォーマンスが披露された。
メガホンをとった萩原健太郎監督は、「演奏シーンが圧巻で、それぞれが本気で努力し、自分自身を乗り越えてくれました。映画を通してどんどん魅力的に成長して行くみんなの姿には本気で感動しました」と絶賛した。「サヨナラまでの30分」は、2020年1月24日に全国公開。