黒沢清×蒼井優の8Kドラマ「スパイの妻」20年春放送! 脚本に濱口竜介&野原位が参加
2019年10月25日 09:00

[映画.com ニュース]「CURE」「散歩する侵略者」の黒沢清監督が、自身初となる8K・スーパーハイビジョン撮影の特集ドラマ「スパイの妻」を制作することが決定。蒼井優が主演を務め、黒沢監督とともに「ハッピーアワー」の濱口竜介と野原位が脚本を手掛けることがわかった。
物語の舞台は、1940年の神戸。時代の不穏な空気を感じ取っていた貿易商の男は、妻を残して満洲へ赴く。男は、そこで偶然目にしてしまった“世にも恐ろしいできごと”を、世界に知らしめなければならないと心を決め、行動に移そうとする。その夫の意志を知った妻は、彼の身の安全と2人の幸せのため、その行動を阻もうとする。
テレビドラマ「贖罪」、映画「岸辺の旅」で黒沢組に参加していた蒼井は、「黒沢監督と組ませていただくのは今回で3度目ですが、主演は初めてなので、とてもうれしいです」と胸中を吐露。「そして、濱口竜介さんたちの書かれた言葉が、映像ではあまり挑戦したことないタイプの口語なので、どういうリズムになるのか、また力のあるキャストの皆さんとどういう芝居になっていくのか楽しみです」と語っている。
黒沢監督は「古典と言っていい戦時下のサスペンスを最新のデジタル映像で物語ってみる、そんなチャンスが私に訪れたことを大いに喜んでいます。しかも主演は蒼井優さん。彼女なら、歴史的であり同時に最先端でもある風景の中に、何の矛盾もなく存在してくれることでしょう」とコメントを寄せている。
「スパイの妻」は、2020年春にNHK BS8Kで放送。
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