染谷将太、主演オファー快諾も「3年半、音信不通」“熟した”新作「最初の晩餐」完成
2019年9月15日 20:44

[映画.com ニュース] 俳優の染谷将太が9月15日、都内で行われた主演作「最初の晩餐」の完成披露上映会に出席した。本作が長編デビュー作となる常盤司郎監督からオファーを受けたのが「かれこれ3年半前」だといい、「ぜひやらせてくださいとお答えしてから、3年半、音信不通で(笑)。(企画が)飛んだのかなと」と振り返ると、常盤監督は「主演俳優を3年半も待たせてしまった」と恐縮しきりだった。
父を亡くし、通夜の準備を進める家族が、母の作る“家族の味”を通じて、過ぎ去った時間ときずなを取り戻す。常盤監督が脚本作りも含めて、7年の構想を費やした作品で「最初は自主映画という形で、たった3人でスタートした企画。4人目に参加してくれたのが、染谷くんだった」と感無量の面持ち。染谷も「家族を語っているのに、こんな説教くさくない脚本は初めてだった。やっと作品が熟してお届けできる。すごく優しく、背中を押してくれる作品」とアピールした。

完成披露上映会には染谷と常盤監督をはじめ、染谷の姉を演じる戸田恵梨香、両親役の斉藤由貴と永瀬正敏が出席した。戸田は斉藤と一緒に餃子を作るシーンを振り返り「実は戸田家も、毎週土曜日は家族で餃子を作っていた。子どもの頃はイヤでしたが、父がある日『みんなで餃子作るの、楽しいやろ』って。それから餃子が愛おしくなった」。自身の当たり役である「SPEC」シリーズの当麻紗綾も餃子好きで知られ「狙っているわけじゃないんですけど」と照れ笑いだった。
母親を演じる斉藤は、染谷ら子どもたちの幼少期を演じる子役たちとも共演しており「みんな、本当に似ているんですよ。よく探してきたなと」。思い出の味は「父が握ったおにぎり」だといい「ぎっちりと握られていて、几帳面な性格が出ていた」としみじみ。一方、亡き父役の永瀬は「去年おふくろを亡くしたもんで、おふくろが作ったものなら何でも食べたいですね」と“家族の味”に思いをはせていた。
「最初の晩餐」は、11月1日から新宿ピカデリーほか全国公開。
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