銃に信念で立ち向かったホテルマンがいた 「ホテル・ムンバイ」感動の本編映像
2019年9月13日 16:00

[映画.com ニュース] インドで起きた無差別テロ事件を基に映画化した「ホテル・ムンバイ」の本編映像が公開された。ホテル内でテロが起きた直後、宿泊客を守るために行動を起こしたホテルマンたちの強い信念と勇気が感じられるシーンを収めている。
本作は、2008年のインド・ムンバイ同時多発テロで、テロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇を映画化。「LION ライオン 25年目のただいま」「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテルが主演を務め、「君の名前で僕を呼んで」「ビリーブ 未来への大逆転」などのアーミー・ハマーらが共演している。
公開された映像は、銃声が響き渡る不穏な雰囲気のホテルが映し出された後、電話を片手にホテル内の従業員と連携を取っているシェフのヘマント・オベロイ(アヌパム・カー)が話し出すシーンから始まる。
従業員に向かって「逃げるなら今しかない」と諭すオベロイに対し、「35年勤めてきました。ここが家です」「残ります」と口々に声を上げるホテルマンたち。中には、背を向ける従業員や涙を堪えながらホテルに残ることを決意する若者の姿も。撮影前に入念にリサーチを重ね、無差別テロから奇跡の脱出劇を実現させた名も英雄たちの姿を切り取っている。
このシーンで指揮をとるシェフのオベロイは、実際にテロを生き抜き、宿泊客のために奔走した実在の人物で、本作の製作にも協力を惜しまなかった。彼は、この襲撃事件の3週間後、爆撃の傷跡が残るホテルの中でレストランを再オープンし、「我々は脅しには屈しない。恐怖に苛まれながら生きるなんてことはしない」ということをテロ組織に伝えるため、速やかに立ち直ることを目指したという。
「ホテル・ムンバイ」は9月27日から全国公開。R15+指定。
(C)2018 HOTEL MUMBAI PTY LTD, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, ADELAIDE FILM FESTIVAL AND SCREENWEST INC
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