驚異の3Dワンシークエンスショット! 中国の新鋭ビー・ガン監督の新作、20年2月公開
2019年9月6日 06:00

[映画.com ニュース] 中国の新鋭ビー・ガン監督の最新作「ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト(原題)」が、「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」の邦題で、2020年2月28日に公開されることが決定した。
ルオ・ホンウは、父の死をきっかけに、何年もの間距離を置いてきた故郷・凱里(かいり)へ帰還する。そこでは、幼馴染み・白猫の死を思い起こし、彼の心をずっととらえて離れることのなかった“ある女のイメージ”が付きまとった。香港の有名女優と同じワン・チーウェンという名前を持つ女の面影を追うルオは、現実、記憶、夢が交わるミステリアスな旅に出る。
18年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で初上映された後、トロント国際映画祭、サンセバスチャン国際映画祭、ニューヨーク映画祭で絶賛され、中華圏を代表する映画賞の金馬奨では撮影、音楽、音響の3部門を制覇。中国本土での興行は、近年のアート系映画の成功例と言われた「帰れない二人」(ジャ・ジャンクー監督)の10億円を超え、わずか1日で41億円を稼ぎ出した。アメリカでは、現在まで20週を超えて続映されており、19年公開の中国映画としては異例のロングランヒットとなっている。
本作の見どころは、上映の途中から展開される“3Dのワンシークエンスショット”という演出だ。物語の中盤、主人公ルオが映画館に入り、現実と記憶と夢が交錯する世界に入ると同時に、観客も3Dメガネを装着して“追体験”が可能となっている。また、豪華なキャスティングにも注目したいところ。「長恨歌」 のファン・ジエ、「ラスト、コーション」のタン・ウェイ、香港・台湾映画で活躍する大女優シルビア・チャンが集結している・
なお、本作の公開に合わせ、ビー・ガン監督の長編デビュー作「凱里ブルース」が、20年4月に東京のシアター・イメージフォーラムほかで公開されることがわかった。また、新旧2作品の公開を記念して、「Begun, Bi Gan」と題したキャンペーン動画もお披露目された。
「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」は、20年2月28日からヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほか全国順次公開。
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