ブレイク中のお笑いコンビEXIT、太宰治は「昭和のチャラ男」
2019年9月2日 12:00
[映画.com ニュース] 俳優の小栗旬と蜷川実花監督がタッグを組んだ映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」女子限定試写会が9月1日、都内で行われ、人気お笑いコンビ「EXIT」(りんたろー。&兼近大樹)が登壇した。
身重の正妻と2人の愛人に囲まれた太宰治のスキャンダラスな私生活や、死の直前に完成させた世界的ベストセラー小説「人間失格」の誕生秘話を描き出した本作。女性限定で行われた本試写会のゲストで登壇したのは、チャラ男キャラでブレイク中のお笑いコンビEXIT。りんたろー。は、「太宰という昭和のチャラ男を中心に、そのチャラ男の才能に溺れた3人の女性たちの人間らしさを、美しい映像で描いた素晴らしい作品なので、ぜひ見てほしいですね」と真面目に感想を明かす。
しかし兼近いわく、これは「報道陣向け」のコメントだそうで、「観客向け」のコメントとしては「『いと頭悪し』でやらせてもらっているので、内容がほぼ頭に入ってきませんでした。難しかったですけど、画面はきれいでしたね。途中で風車がカラカラカラと鳴る場面があって、それがめちゃくちゃ面白かった」と映画イベントらしからぬコメントで会場を沸かせた。
さらに、太宰の破天荒ぶりに「チャラさの向こう側に行っていますよね」と語るりんたろー。だったが、一方の兼近は「逆に古いなと。今のチャラ男は一周まわって一人の女性を愛するんですよ。太宰はまわりの女性の人生をおかしくしてしまう。個人個人で盛り上がるのはいいんですけど、まわりの人を巻き込むのは間違っています。チャラ男失格ですよ」と力説。りんたろー。が「それはチャラ男じゃなくて、兼近さんですよね。チャラ男失格ですよ」とツッコミを入れていた。
兼近は、太宰治好きを公言するピースの又吉直樹にあこがれて芸人の世界に飛び込んだということもあり、「太宰の本を読んでいる?」という質問に、「ピースの又吉さんにあこがれて、芸人ポンポンしちゃっているんで、一応かじったことはあります。パラッと読んだことはありますよ」と返答。だが「あまり言うと、こいつ太宰のこと知っていると思われる。チャラ男が詳しい感じが出てもまずいんで」と笑ってみせるも、話すうちに「太宰はナルシスト」「太宰は関わっちゃ駄目な人間。読者でいる方がしあわせ」「全部見せることで肯定されようとしている。ずるいなと思う」と持論を展開していた。
「人間失格 太宰治と3人の女たち」は9月13日から全国で公開。
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