樹木希林さんのドキュメンタリー映画、10月公開 初の長期密着取材が追った最後の日々
2019年8月20日 08:00

[映画.com ニュース]2018年9月に亡くなった女優の樹木希林さんのドキュメンタリー映画「“樹木希林”を生きる」が、10月4日に公開されることがわかった。初めて長期にわたる密着取材を敢行し、大きな反響を呼んだNHKの同名ドキュメンタリー番組に未公開映像を加え、再編集した本作。あわせて予告編とポスターがお披露目され、「せっかくできたシワだからもったいない」という樹木さんの軽やかな言葉が切り取られている。
映画、テレビ、CMなど幅広く活躍し、多くの人々の愛された樹木さん。ドラマ「七人の孫」でテレビに初出演した後は、「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」でお茶の間の人気者に。国民的女優として数々の話題作に出演し、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「わが母の記」などで日本アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞に輝いた。
「4本の映画に密着すれば何とかなるわよ」という樹木さんの言葉がきっかけで許された、1年間の密着取材。ルールは、番組ディレクター・木寺一孝が1人で取材すること。家族との関係、歯に衣着せぬ物言いと細やかな気遣い、溢れるユーモア――多忙な生活の中でも日々の暮らしを大切にしていた樹木さんの“なりゆき人生”には、心に響く生きるヒントがつまっている。
予告編には、撮影現場まで自ら運転する車で向かい、スタッフや共演者と語り合うありのままの姿を活写。そして体の不調を受け入れ、「自分らしく、どう人生を終えるのか」という問いに思いをめぐらせているような表情を浮かべる場面も。「未熟なままで終わるのも――また良し」と呟く樹木さんの、最後の日々があたたかく映し出されている。
「“樹木希林”を生きる」は、10月4日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で公開。
(C)NHK
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