Netflix、喫煙シーンを減らすと発表
2019年7月11日 13:30
[映画.com ニュース] 「ロシアン・ドール 謎のタイムループ」の主人公ナディア(ナターシャ・リオン)、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシングルマザー、ジョイス(ウィノナ・ライダー)など、Netflixのドラマには愛煙家が多数登場するが、このほどNetflixはオリジナル作品内での喫煙シーンを減らす考えを明らかにした。
英i-Dによれば、非営利団体トゥルース・イニシアティブが発表した報告書で、2016~17年に米テレビ番組内で描写された喫煙シーン1209箇所のうち、半分以上の866箇所がNetflix作品のものだった。「ストレンジャー・シングス」のほか「アンブレイカブル・キミー・シュミット」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」など15~24歳の視聴者に人気の作品でたばこ絡みのシーンが多く、同団体は若者の喫煙習慣が増長すると懸念を示した。
そのためNetflixは今後、PG13指定の映画や14歳以下の年齢制限があるドラマでは、歴史または事実の正確性に反しない限り、たばこ・電子たばこを吸うシーンを描かないことを発表。また、大人向けの作品に関しては、クリエイティブ上の判断やキャラクター表現に不可欠な場合を除き、たばこ・電子たばこを吸うシーンを描かないと約束した。