斎藤工×永野×金子ノブアキ「MANRIKI」 プチョン国際ファンタスティック映画祭で栄冠
2019年7月8日 18:00

[映画.com ニュース]俳優の斎藤工、お笑い芸人の永野、ミュージシャンで俳優の金子ノブアキらによる映像制作ユニット「チーム万力」が手掛けた映画「MANRIKI」が、韓国の第23回プチョン国際ファンタスティック映画祭で、ヨーロッパ国際ファンタスティック映画祭連盟(EFFFF)のアジア賞である「EFFFF Asian Award」を受賞したことがわかった。昨年同賞を獲得した大ヒット作「カメラを止めるな!」に続く快挙となった。あわせて、ワールドプレミア上映のダイジェスト版映像もお披露目された。
6月27日から7月7日にかけて開催されたプチョン国際ファンタスティック映画祭は、「ラブ、ファンタジー、アドベンチャー」をテーマに掲げ、毎年約300作品が上映されるアジア最大のファンタスティック系映画祭。永野の脳内イメージを具現化した不条理な物語「MANRIKI」は、作家性の強いホラー、アクション、スリラーなどのジャンル映画を対象としたワールド・ファンタスティック・レッド部門に正式出品され、6月29日にワールドプレミア上映が行われた。そして同部門で「EFFFF Asian Award」に輝き、審査員からは「『MANRIKI』は、人間の美しさの本質や自己認識に目を向け、その物語を極めて刺激的な方法で織り交ぜ、実験的なストーリーテリングを実践しています」と評価された。
受賞を受け、斎藤は「約3年前、永野さんとの鬱屈した対話から発生したこの『MANRIKI』と言う物体X。『MANRIKI』は一切誰にも受け入れられないか、とんでもないところまで届くかのどちらかだと思っています。なので今回の受賞は我々の希望の光です。感謝」と胸中を吐露。永野&金子は「自分が今まで何をしてきてどういうイメージの人間なのか知らない方たちに評価していただいたことは自信になりました! 『MANRIKI』がもっともっと世界中の人たちに見てもらえる事を願ってます!」(永野)、「受賞の知らせにぶったまげました。嬉しいですし、もっともっとと欲が出ます。これからも頑張ります」(金子)と喜びを語った。
「ファッションイベントにゲスト出演したときに覚えた違和感から着想した」という永野の原案・原作を、清水康彦監督がメガホンをとり映画化した本作。サスペンス、ホラー、コメディなど多彩なジャンルを組み合わせ、過度の経済成長で得た豊かさの代償として、様々なコンプレックスを抱えた日本国民の姿を描く。ある駆け出しのファッションモデルは、仕事欲しさに美容クリニックを営む整顔師に小顔矯正施術を依頼。整顔師の猟奇的哲学と万力によって、モデルは変身を遂げていく……。
「MANRIKI」は、11月29日から東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開。
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