有村架純「駅までの道をおしえて」でモノローグに初挑戦! 大人になった主人公の声を担当
2019年6月25日 05:00

[映画.com ニュース] 女優の有村架純が、直木賞作家・伊集院静氏の小説を映画化する「駅までの道をおしえて」でモノローグに初挑戦していることがわかった。有村は子役の新津ちせちゃんが演じる少女の10年後の声を務めており、あわせて収録風景をおさめた写真も公開された。
大切な存在を失い、喪失感を抱えた少女と老人の心温まる交流を描く本作。「3月のライオン」2部作のちせちゃんが主人公サヤカ役に抜てきされ、仏パリを拠点に俳優、演出家として活躍し、「沈黙 サイレンス」に出演した笈田ヨシが孤独な老人フセに扮する。坂井真紀と滝藤賢一がサヤカの両親役を担うほか、マキタスポーツと羽田美智子が親戚、市毛良枝と塩見三省が祖父母、柄本明と余貴美子が動物病院の院長と看護師長を体現し、豪華キャスト陣が顔をそろえた。
8歳のサヤカは、愛犬ルーの死を受け入れられず、いつまでもルーの帰りを待っている。ある日サヤカは、喫茶店で幼い息子を亡くした経験を持つ老人フセと出会う。2人はきずなを育み、互いの心にある“命の喪失感”を温かい思い出に変えていく。
物語の始まりを告げる、大人になったサヤカのモノローグを担当する有村。「モノローグでの出演は本作が初めてですが、いつもより客観的に役を見て演じることができたと思っています」と振り返り、「私も小学生の時にチワワを飼っていたのでサヤカとルーのような、犬と人の心が通じ合う特別な関係に共感することができました」と思いを明かす。
さらに有村は、作品の魅力を「サヤカとフセさんとの関係」だと語り、「大切に思っていた存在を亡くした2人が必然的に出会って分かり合う、見えない何かで繋がっている。見た目は孫とおじいちゃんみたいですが、年齢は関係なく同じ人間としてそこにいる感じがとても素敵でした。誰もがいずれ大切な人を亡くす、今を後悔しないように生きてほしいなと思いました」と力強くメッセージを残した。
「駅までの道をおしえて」は、10月18日から全国で公開。
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