名作ファンタジー「時の車輪」ドラマ版にロザムンド・パイクが主演
2019年6月24日 11:00

[映画.com ニュース] ファンタジー巨編「時の車輪(The Wheel of Time)」をドラマ化する米アマゾン・スタジオの新作に、ロザムンド・パイクが主演することが決定した。米バラエティによれば、パイクは女性だけで構成された異能者の集団アエズ・セダーイの1人、モイレイン役を演じるほか、プロデュースも手がける。
ロバート・ジョーダン著の原作「時の車輪」は、闇王と竜王が争う異世界を舞台にした全14巻からなる長大なファンタジー小説。ピーター・ジャクソン監督のメガホンで「ロード・オブ・ザ・リング」3部作として映画化された英作家J・R・R・トールキンの原作「指輪物語」の物語世界を踏襲しながらも、キリスト教のみならずヒンズー教、仏教の概念を取り入れ、魔法は女性のみが持つ能力とするなど独創的な試みが高く評価されている。
1990年に刊行された第1部「竜王伝説(The Eye of the World)」にはじまり、第12部からは他界したジョーダンに変わり、ブランドン・サンダースンが執筆を引き継いだ。丹念に考えられた魔法の体系と魅力的な登場人物の多さで知られる同シリーズは、世界で累計9000万部を超えるベストセラーとなっている。
ドラマは、「エージェント・オブ・シールド」や「ヘムロック・グローヴ」の脚本を手がけたレイフ・ジャドキンスが企画・制作総指揮を務め、アマゾン・スタジオとソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが共同で制作する。
パイクは、世界中の戦地を取材した実在の女性記者メリー・コルヴィンの半生を描く伝記映画「プライベート・ウォー」で、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。同作は9月13日から日本公開。
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