キャリー・フィッシャーさん「スター・ウォーズ」最新作にどう登場する?
2019年6月17日 18:00

[映画.com ニュース] 公開まで半年を切り、ファンの期待値がますます高まるなか、世界的人気シリーズの最新作「スター・ウォーズ ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)」に故キャリー・フィッシャーさんがどのような形で登場するかに関する新情報が明らかになった。
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」から始まった新たな3部作の最終章となるだけでなく、「スター・ウォーズ」(1977)から40年以上かけて紡がれてきた、スカイウォーカー家を巡る一大叙事詩、通称”スカイウォーカー・サーガ“全9作品の完結編となる同作のメガホンを託されたJ・J・エイブラムス監督は、想像を絶するプレッシャーに加え、2016年末に60歳で急逝したレイア役のフィッシャーさんをいかにして蘇らせるかという難題に見舞われた。
昨年7月末、ルーカスフィルムが公式サイトを通じて同作の主要キャストを発表した際、「別の女優を起用したり、CGで再現したりといったことは、はなから考えていなかった」と述べたうえで、「フォースの覚醒」用に撮影した未使用のフッテージを使い、フィッシャーさん演じるレイアを再登場させるつもりであることを明かしていたエイブラムス監督。そしてこのほど、「スター・ウォーズ」関連ニュースを扱う米情報サイトStarwarsnews.netが、匿名希望の製作スタッフから実際の手法についての詳細な情報を入手した。
同スタッフの話によれば、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の“デジタルダブル”(3Dスキャンで取り込んだ俳優のデータを基に、コンピュータで生成したバーチャル俳優)を使用したレイアに、「不自然極まりない」という批判が殺到したことを踏まえ、本作では3DCGや実写映像など異なる素材をなじませながら合成するコンポジット作業を丹念に積み重ねることで、自然な仕上がりを目指しているという。シリーズ前作「最後のジェダイ」から約1年後という設定上、顔にシワを足したり髪型に手を加えたりといった若干のデジタル処理は施しているものの、フィッシャーさんの演技を捉えた実写映像を生かすことが大前提とのことで、具体的には、「フォースの覚醒」でのフィッシャーさんの出演場面に、今回新たに撮影した背景、および現実の所在を明確にするため同じ場面を演じさせたボディダブル(代役)の実写映像を組み合わせる、という手法を用いているそうだ。
さらに「フォースの覚醒」からは、未使用映像だけでなく、本編に登場するシーン/ショットも“再利用”される可能性が高いという。「エイブラムス監督をはじめとする製作スタッフは皆、フィッシャーさんの、そしてレイアというキャラクターの偉大なレガシーをたたえつつ、壮大なサーガを締めくくるに相応しい作品にすることが、遺族はもちろんファンや我々自身にとってどれだけ大事かを、十分に理解している」と力説した同スタッフは、この映画でフィッシャーさんが「魔法のように蘇る」と自信たっぷりに語っている。「スター・ウォーズ ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(原題)」は、12月20日全国公開。

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