リリー・ジェームズ主演作、予告公開 戦時中の読書会をめぐる“至福のミステリー”
2019年6月12日 12:00

[映画.com ニュース]「シンデレラ」のリリー・ジェームズが主演を務めた映画「ガーンジー島の読書会の秘密」の予告編が公開された。第2次世界大戦中にイギリスで唯一ドイツの占領下にあったチャネル諸島の1つ、ガーンジー島。ジェームズ演じる作家が、数奇な運命を背負う場所で生まれた読書会の謎とともに、人々のあたたかな絆を見出していく“至福のミステリー”を紡ぐ。
「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」「スリー・ビルボード」を世に送り出してきたプロデューサー陣が手掛けた本作。終戦の喜びに沸く1946年のロンドンで、作家のジュリエットは1冊の本をきっかけに、「ガーンジー島の読書会」のメンバーと手紙を交わすようになる。戦時中ナチスドイツに占領されていた島で、読書会と創設者の女性エリザベスは人々の心をつなぐ存在だった。このエピソードに魅了されたジュリエットは、取材のためガーンジー島を訪れるが、エリザベスの姿はなく、やがて読書会メンバーが隠す重大な秘密に気付く。
予告編の冒頭では、敵軍が占領する島で開催されていた読書会を知り「彼らのことを書いてみたい」と目を輝かせるジュリエットが切り取られている。島で読書会メンバーの歓待を受けるが、記事を書きたいという思いを伝えると、「書かないで! 絶対に」と拒絶されてしまう。やがてエリザベス不在の謎や、メンバーが胸に秘めた過去が明らかになり、ジュリエットが本や言葉が持つ可能性に心を動かされていくさまを活写。映像は、歌人の俵万智氏による「本の力、手紙の力、言葉の力。それが人の力になり、人と人とをつなぐ。シンプルで最高なことだ。」という言葉で、優しい余韻とともに締めくくられている。
メガホンをとったのは、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」のマイク・ニューウェル監督。ジュリエットに手紙を送るドーシー・アダムズ役のミキール・ハースマン(ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」)をはじめ、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、マシュー・グード、トム・コートネイ、ペネロープ・ウィルトンらが出演している。
「ガーンジー島の読書会の秘密」は、8月30日から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
(C)2018 STUDIOCANAL SAS
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