オバマ前大統領&アルフォンソ・キュアロン監督絶賛! A24が描くSNS世代の青春映画、9月公開
2019年6月4日 09:00
[映画.com ニュース] バラク・オバマ前米大統領が2018年の「年間ベスト映画」に選出し、「ROMA ローマ」のアルフォンソ・キュアロン監督が「ここ最近で一番、泣いた映画」と高く評価した青春映画「エイス・グレード(原題)」が、「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」の邦題で9月20日に公開されることが決定。あわせてお披露目されたポスターと場面写真を、映画.comが先行入手した。
「ムーンライト」「レディ・バード」などの話題作を世に送り出してきた気鋭のスタジオ「A24」が手掛けた本作。生まれた時からインターネットやSNSが当たり前のように存在する、デジタルネイティブな“ジェネレーションZ世代”と呼ばれるティーンを描き、リアルな葛藤や恋心に満ちた、痛々しくも愛おしい青春の物語を紡ぐ。
中学校卒業まで1週間となったケイラは、「クラスで最も無口な子」に選ばれてしまうほど、地味で目立たない女の子。不器用な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイトたちとつながろうとするケイラだったが、人気者のケネディは冷たく、好きな男の子にもどうやってアプローチしたら良いのか分からない。この先に待ち受ける高校生活も不安でいっぱい。ケイラは何度も壁にぶつかりながら、一歩ずつ前に進んでいく。
主人公ケイラを演じたエルシー・フィッシャーが第76回ゴールデングローブ賞の映画部門で主演女優賞にノミネートされたほか、ニューヨーク映画批評家協会賞の脚本賞など60以上の映画賞で受賞を重ね、マイケル・キートン、ケビン・ベーコン、リース・ウィザースプーンら著名人が絶賛。わずか4館での公開から、口コミによって人気が広がり、3週間で全米1084館に拡大し大ヒットを記録した。
メガホンをとったのは、You Tuber出身の人気コメディアンで、俳優としても活躍するボー・バーナム。実体験をもとにした企画が、「レディ・バード」などを手掛けた製作陣の目にとまり、映画化が実現した。
ポスターは、SNSの投稿に夢中になっているケイラが、片時も手放すことのないスマートフォンで自撮りをする姿をとらえたポップなビジュアル。「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」は、9月20日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国で順次公開される。