池田エライザ、完全復活! 中田秀夫監督からの手紙で“親子喧嘩”が終結へ
2019年6月4日 22:17

[映画.com ニュース] 女優の池田エライザが6月4日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた「貞子」の大ヒット御礼舞台挨拶に出席。5月20日のPRイベント、同25日に行われた公開記念舞台挨拶は、風疹発症のため“無念の欠席”となってしまった池田。今回の舞台挨拶は、休養後、初の公の場への登場となった。
中田秀夫監督が第1作以来再び「リング」シリーズのメガホンをとった本作は、SNS時代に現れた「撮ったら死ぬ」貞子の呪いを描き出す。心理カウンセラーの茉優(池田)が、動画クリエイターを目指す弟が残した映像の中に貞子と思われる長い黒髪の女性を見つけたことから恐怖が拡散していく。
夏を先取りした浴衣姿で登場した池田は「無事復帰して、皆様にお会いできる機会を設けていただき、とっても幸せです。ただいまー!」と“完全復活”をアピール。約1週間、自宅から外出しない生活を送っていたようで「(イベントの欠席は)悔しかったー! 本当に悔しかったです!」と心境を吐露しつつ「ニュースで見たんですけど、弟役を演じてくださった清水尋也さん、佐藤仁美さんが(欠席を)イジってくださり、本当にありがたいなって。早く治して、皆さんにお会いできるように頑張ろうって思ってました」と満面の笑顔を見せた。
そして、中田監督の印象について「すごくエモーショナルな方。多分体のなかにマグマを飼っているんですよね。常にブワーッと沸き出るものがたくさんある」と説明した池田。「監督自身もボルテージをマックスにしてから演出されるので、まずそこは超えなきゃいけないところ。監督より下のお芝居はしちゃいけないと思う。その点が結構難しかった」と語りつつ、「その反面、中田監督がそこまで連れて行ってくれたからこそ、クライマックスのシーンが出来上がったと思います」と語っていた。
この日は中田監督からの手紙がサプライズで披露されるひと幕も。「エラちゃんとは、撮影中、まるで親子のように“タメ口”で親しく接していただき、新鮮で楽しく過ごせました。ありがとう!」「これからますます女優業に、そして新しく挑戦される“監督”のお仕事頑張ってください。そして、また近い将来、ご一緒できることを願っています」という感謝の言葉に、池田は「やっと親子喧嘩が終わった時のような……、すごく照れますね」と感慨深げだった。
さらに「作品をつくる、モノをつくるということは、淡々とできるのかもしれないけど、私や監督はそれができないタイプだと思うんです。『私はこうやりたい!』『俺はこうやりたい!』という感じの“親子喧嘩”が常にあった」と述懐。「『今、女優業頑張ってる』と感じさせてくださる監督と出会えたことは幸せなことだと思います。またどこかで、是非お願いします」と再タッグを誓った。また、現在製作が進行している初の監督作品について「まだまだ皆さんにお見せできる段階ではないですが、自分が納得できるように頑張っています」と言及。中田監督から学んだ点を問われると「本番直前にあまり喋らないこと(笑)。あとは役者を俯瞰で見るだけではなく、主観になって演出し、モノを作ることです。その点はとても映像に出ると思うので」と応えていた。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映