松坂桃李「こんな経験は初めて」 社会派サスペンス「新聞記者」に「言葉見つからず」

2019年6月4日 19:58

撮影を振り返った松坂桃李
撮影を振り返った松坂桃李

[映画.com ニュース] 社会派サスペンス「新聞記者」の完成披露上映会が6月4日、都内で行われ、ダブル主演を務めた韓国の演技派女優シム・ウンギョン松坂桃李が出席した。

東京新聞記者による同名ベストセラーを原案に、若き新聞記者とエリート官僚が繰り広げる対峙と葛藤をオリジナルストーリーで描く。ウンギョンは通訳とともに登壇したが、舞台挨拶が始まると、すべての質疑に日本語で対応。医療系大学新設計画に関する極秘情報を追う女性記者・吉岡エリカを演じ、「自分が持っている集中力を全部出して頑張りました。貴重な体験ができ、自分のお芝居も成長できた」と胸を張り、「ジャーナリズムの話ですが、人間群像も見えてくる作品」とアピールした。

一方、松坂が演じる内閣情報調査室の官僚・杉原は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤するという役どころ。「結構ズシンとくるシーンが多く、メンタル(の上げ下げ)が難しかった。どういう作品か、言い表す言葉が見つからず、こんな経験は初めて」と振り返り、「杉原は目の前で起こるひとつひとつの出来事に、信念をぶつけて、立ち向かい、揺れ動いてはその度に自分に問いただしている。自分自身、果たしてそういられるか、改めて考えさせられた」と語った。

舞台挨拶にはウンギョンと松坂をはじめ、共演する高橋和也北村有起哉田中哲司藤井道人監督(「デイアンドナイト」)が登壇した。藤井監督は「題材も含めて、ハードな撮影だったので、座長のおふたりをはじめ、いろんな皆さんの協力がなければ、完成していない」と感謝を述べ、「ご覧になった皆さんが、どんな感想をお持ちになるか楽しみ」と期待を寄せた。「今までたくさん演じた悪役の集大成」(田中)、「むしろ血が騒ぎ、ワクワク感があった」(北村)、「勇気がある映画だと思うし、こちらも覚悟を決めて参加しなければと思った」(高橋)と共演陣も、作品の意義に共感を示していた。

新聞記者」は、6月28日からイオンシネマ、東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

(映画.com速報)

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