スタン・リーの推しキャラはジーン! 「X-MEN」原作者のインタビュー映像公開
2019年5月31日 08:00

[映画.com ニュース] 超人的なパワーを持つミュータントたちの戦いを描く「X-MEN」シリーズの最新作「X-MEN:ダーク・フェニックス」の公開を前に、原作コミック「ダーク・フェニックス・サーガ」を手掛けたクリス・クレアモントとルイーズ・サイモンソンのインタビュー映像がお披露目された。アメコミ界の顔であり、昨年死去したスタン・リー氏とのエピソードや、物語の誕生秘話が語られた。
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」以来、シリーズ全作品のプロデューサーを務めてきたサイモン・キンバーグが初監督作の題材として選んだのは、その後のアメコミの礎を築いた伝説的な作品「ダーク・フェニックス・サーガ」。人類初のミュータントであるアポカリプスに壊滅的な一撃を加え、人類を救った前作「X-MEN:アポカリプス」から10年後の世界が舞台となる。宇宙ミッションでの事故によってダークサイドが増殖し、もう1つの人格「ダーク・フェニックス」を解き放ってしまうジーン(ソフィー・ターナー)の苦悩と葛藤を描き出す。
インタビュー映像の冒頭では、本編と原作コミックのシーンが交互に映し出されていく。執筆とキャラクター制作を担当したクレアモントは、「『X-MEN』の物語を書く時、いつも目的を決めていた。『ダーク・フェニックス』ではまず、ジーンが自分の巨大な力に葛藤する」と切り出し、「僕がスタン・リーに学んだ事は、『行動は結果を伴う』」と、リー氏の言葉を引用。さらに「一番大切なのはキャラクターを創る事。彼らがどれだけリアルか、読み手がどれだけ感情移入できるかが重要だ」と言葉に熱をこめ、特殊能力を持つミュータントをめぐる物語が、キャラクターによって共感できるドラマへと形を変えていくと語る。
クレアモントはマーベルに入社した頃を振り返り、リー氏からの電話で「マーベルで働くか?」と聞かれ、直々のオファーを快諾したことを明かす。また、リー氏が掲げていたという3つのルールを紹介し、「『締切厳守』『良い物を書く』『俺の邪魔をするな』。2つ守れば十分」と笑みを浮かべる。ともに執筆に携わり、編集を行ったサイモンソンは、リー氏のお気に入りキャラクターはジーンだったといい、「スタンがジーンを好きなのは、試練の中で彼女が強く成長するから」と説明した。
「X-MEN:ダーク・フェニックス」は、6月21日から全国で公開。
(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
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