実写版「ソニック・ザ・ムービー」キャラデザイン変更&公開延期を決定
2019年5月30日 10:00
[映画.com ニュース] 米パラマウント・ピクチャーズがセガの人気ゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をハリウッドで実写映画化する「ソニック・ザ・ムービー」の全米公開日が、主人公ソニックのキャラクターデザインに変更・修正の必要が生じたため、2019年11月8日から20年2月14日に延期されることになった。米Wrapが報じている。
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズは、超音速で走るハリネズミのソニックと仲間たちが、ドクター・エッグマンをはじめとする様々な敵と戦いながら、縦横無尽の大冒険を繰り広げるセガの大人気ゲーム。猛スピードでステージを駆け抜ける革新的なゲーム性や、音速ハリネズミ・ソニックのクールなビジュアルに、日本のみならず世界中のゲームファン約8億人が熱中したと言われている。
実写とCGの融合でゲームの世界観をリアルにスクリーンに再現する本作だが、ティザー予告が公開されるやいなや、ソニックのキャラクターデザインをめぐりファンから批判が殺到。CGで描かれた実写映画版のソニックは、巨大な頭にひょろ長い脚、1本1本が独立して見えるフサフサな毛並みに間隔が広い目、そして人間っぽい歯まで生えている。オリジナルのゲームとはかけ離れた様相になってしまったソニックに、映画「ハットしてキャット」やウッディー・ウッドペッカーと比較する者から、自らイラストを描いて“お手本”を示す者まで、世界中の多くのファンがSNSを通して不満をあらわにした。
本作が長編デビューとなる監督のジェフ・フォーラーは猛批判を受け、「応援にも批判にも感謝している。みんなの言いたいことはしかと伝わったよ。ソニックのデザインが気に入らないから変えて欲しいってことだね。パラマウント&セガと一丸になって、このキャラクターをみんなに納得してもらえる最高の形に仕上げるから、心配しないで」と自身のTwitterにコメントしていた。そして5月24日(現地時間)、映画のエンドクレジットでおなじみの文言「この映画の製作において、動物たちに危害は加えられていません」をもじった「#この映画の製作において、VFXアーティストたちに危害は加えられていません」というハッシュタグを添えて、公開日の延期を発表。「もう少し時間をかけて、ソニックを完璧な見た目に仕上げます」と理由を説明した。
映画版では、宇宙最速で走るパワーを授かったソニックが、「X-MEN」シリーズのジェームズ・マースデン演じる警官トムとバディを組んで、宿敵ドクター・エッグマン(ジム・キャリー)の恐るべき陰謀に立ち向かうさまが描かれる。パトリック・ケイシーとジョシュ・ミラーが脚本を執筆、「ワイルド・スピード」シリーズのニール・H・モリッツがプロデューサー、「デッドプール」のティム・ミラー監督が製作総指揮を務める「ソニック・ザ・ムービー」は、19年11月改め20年2月全米公開。日本での公開日はまだ決まっていない。
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