カンヌが注目するインドの女性監督デビュー作 身分制度や因習を乗り越える男女描く
2019年5月25日 09:00
[映画.com ニュース] 2018年カンヌ国際映画祭批評家週間「GAN 基金賞」を受賞した、インド出身の女性監督、ロヘナ・ゲラの長編デビュー作「あなたの名前を呼べたなら」が8月2日公開する。このほど予告編がお披露目された。
差別が残るインド社会に変革を起こしたいという想いからインドと欧米という2つの視点を持つゲラ監督が、厳しい身分制度や因習を乗り越えて愛を育む男女を描く。フランス仕込みのシックなインテリアや、ムンバイの活気に満ち溢れた風景が見られるのも本作の魅力の一つだ。
インド映画界を離れてニューヨーク大学の演劇教育の修士号を取得、貧困や暴力に苦しむ人々のために活動した経験を持ちつティロタマ・ショーム(「モンスーン・ウェディング」)が、結婚して間も無く夫を病気で亡くし、若くして未亡人となった主人公のラトナを演じる。また、ラトナの働く家のイケメン御曹司アシュヴィン役を演じるのは、インド系シンガポール人で「裁き」(14)のビベーク・ゴーンバル。ラトナの優しさに触れ、次第にアシュヴィンの閉ざされた心が開かれていく。
経済発展著しいインドのムンバイ。農村出身のメイド、ラトナの夢はファッションデザイナー。夫を亡くした彼女が住み込みで働くのは、建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭のはずだったが、結婚直前に婚約者の浮気が発覚し破談に。広すぎる高級マンションで暮らす傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは身の回りの世話をしていた。ある日、彼女がアシュヴィンにあるお願いをした事から、2人の距離が縮まっていく。
「あなたの名前を呼べたなら」は、8月2日からBunkamura ル・シネマほか全国順次公開。なお、本作前売り特典は「インドの子供達が作ったミサンガ」で、前売り券購入につき100円が教育を受けられないインドの子供達の為の小学校運営に寄付される。
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