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貧民街で生まれた少年が“僕を生んだ罪”で両親を告訴 カンヌ受賞の衝撃作、予告入手

2019年5月22日 10:00

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カンヌ、アカデミー、ゴールデングローブで話題を呼んだ注目作
カンヌ、アカデミー、ゴールデングローブで話題を呼んだ注目作
(C)2018MoozFilms

[映画.com ニュース]第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、審査員賞とエキュメニカル審査員賞に輝いた「存在のない子供たち」の予告編とポスタービジュアルを、映画.comが先行入手した。今年の同映画祭で、ある視点部門の審査員長に就任したレバノン出身のナディーン・ラバキー監督がメガホンをとり、中東の貧民街に生まれた12歳の少年が「自分を生んだ罪」で両親を訴えるという衝撃的な物語を紡ぐ。

第91回アカデミー賞と第76回ゴールデングローブ賞の外国語映画賞にノミネートされ、話題を呼んだ本作。厳しい貧困の中で生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日を知らず、法的には社会に存在すらしていない。学校に通えず、兄妹とともに朝から晩まで路上で物を売る生活を送っていた。ある日、大切な妹が11歳で強制結婚させられたことを機に、ゼインは家を飛び出し、さらに過酷な現実に巻き込まれていく。

リサーチに3年を費やし、自身の経験を盛り込みながら、苛烈な貧困と移民の問題に果敢に挑んだラバキー監督。ゼイン役の少年を含む出演者のほとんどは、演じる役柄によく似た境遇の新人を集めたという。ありのままの感情で“自分自身”を生きてもらい、彼らが体験する出来事を演出するという手法で、徹底的にリアリティを追究した。

予告編には、妹の強制結婚に「自分の娘を売るのか?」と叫ぶゼインと、「お前なんかとっとと出てけ!」「生まれなきゃよかったんだ」と心ない言葉をかける両親を活写。家を出て、不法移民の親子と出会ったゼインだったが、やがて母親が逮捕され、赤ん坊と2人で取り残されてしまう……。「僕は地獄で生きてる」と語るゼインの絶望と、それでもなお厳しい現実に立ち向かおうとする強い意志が映し出された映像となった。

存在のない子供たち」は、7月から東京のシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で公開。

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