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シム・ウンギョン×松坂桃李「新聞記者」に“菅官房長官の天敵”望月衣塑子が出演

2019年5月22日 17:00

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ガチの鼎談番組を映画のために撮り下ろし
ガチの鼎談番組を映画のために撮り下ろし
(C)2019「新聞記者」フィルムパートナーズ

[映画.com ニュース] シム・ウンギョン松坂桃李という日韓の実力派俳優がダブル主演を飾る「新聞記者」に、同作の原案を手がけた望月衣塑子氏(東京新聞記者)が出演していることがわかった。菅義偉内閣官房長官の会見に連日出席し、幾重にも質問を浴びせることから“菅官房長官の天敵”と称される同氏が、本人役に扮している。

望月氏による同名書籍を原案にしたサスペンスエンタテインメント。真実を追い求める記者・吉岡(ウンギョン)と、理想とは裏腹に現政権に不都合なニュースをコントロールするという職務を担う官僚・杉原(松坂)の葛藤と決断を描き出す。官邸が主導する大学新設計画、レイプ被害を訴える女性の会見、官僚の自殺など、現実を彷ふつとさせるような事件が生々しく盛り込まれている。「青の帰り道」「デイアンドナイト」の新鋭・藤井道人監督がメガホンをとり、ほか本田翼岡山天音西田尚美高橋和也北村有起哉田中哲司らが共演する。

画像2

望月氏が出演するのは、吉岡らがたびたび眺める鼎談番組でのひと幕。劇中では番組はPC上に映し出されるが、内容は映画のために望月氏や元文部科学省事務次官・前川喜平氏、元ニューヨーク・タイムズ東京支局長のマーティン・ファクラー氏、司会を務める新聞労連委員長・南彰氏が集い、実際に鼎談を行った。台本はなく、ぶっつけ本番の撮り下ろし。メディアや内閣情報調査室についてのそれぞれの意見が、政界の闇に踏み込む物語を強力に支えていく。

新聞記者」は、6月28日からイオンシネマ、東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

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